ファッション業界によるバーチャルコンテンツの提供事例は、日に日に増えている。 特にコロナ禍以降で注目が高まったバーチャルファッションであるが、この盛り上がりに先立ち、2018年からバーチャルコンテンツを提供し、プラットフォームとして展開してきたのが、業界最大級のマーケットフェスティバル「バーチャルマーケット」だ。 バーチャルコンテンツが着目される今、バーチャルコンテンツの取り組みを先んじて行ってきたバーチャルマーケットは現在、どのような変化や期待の高まりを感じているのだろうか?バーチャルマーケットを運営する株式会社HIKKY広報チーフの大河原あゆみさんにお話を伺った。 バーチャル文化圏の創造と歩み
バーチャルマーケットは、企業も一般問わず出店でき、3Dアバターや3Dモデルなどを自由に試着、鑑賞、購入できる、バーチャル空間最大のマーケットフェスティバルだ。販売できるものと してはリアル商品と、3Dモデル商品の2パターンが存在する。大河原さんによれば、もともとはクリエイターが自分たちの3D作品を世界に見てもらい、バーチャル空間に現実に比する生活圏・経済圏・文化圏を作りたいという意図から始まったのだという。この記事は会員限定です。
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