メガネブランドの「
Zoff(ゾフ)」は、紫外線に加えて目に見える光(可視光)にも反応し、日中の車内でも色が変化する「
可視光調光レンズ」を開発した。全国のZoff店舗や公式オンラインストアで発売する。従来の調光レンズが機能しにくかったUVカットガラスの車内でも、まぶしさを自然に和らげる。
従来の調光レンズが苦手とした車内での使用に対応
これまでの調光レンズは、主に紫外線の量に応じてレンズの濃度が変化する仕組みであった。そのため、紫外線をカットするガラスが採用された車内では、レンズが発色しにくく、まぶしさを防ぐ効果を得にくいという点が課題としてあった。
従来の調光レンズの濃度変化イメージこの課題を解決するため、Zoffが新たに発売する可視光調光レンズには、紫外線だけでなく人間の目に見える光である可視光にも反応する技術を採用している。
光の強さに応じたグラデーションで最適な視界を確保
本製品は、屋外はもちろん、日が差し込む車内では、トンネルなど暗い場所でも視界を遮らない程度の最適な濃度まで自然に発色する。また、日中のオフィスやカフェなどの窓際ではほんのりと色づき、自然なトーンで目を守る。
可視光調光レンズの濃度変化イメージ。上:ブラウンレンズ 下:グレーレンズこれにより、屋外か屋内かという二元的な使い分けではなく、生活の中のさまざまな光環境に寄り添ったまぶしさ対策が可能となる。また、紫外線を99%カットするため、日中の目の保護にも役立つ。