日本発のストリートファッションが数多くあるなか、海外からも羨望の眼差しとともに高い評価を得ているロリータファッション。女の子の憧れが詰まったその世界観は、日本の数あるファッションスタイルの中でも唯一無二の存在だ。
日本だけではなく、世界中で愛され続けているロリータファッションだが、現在のロリータファッションはどのように変化してきたのだろうか? 平成、令和と受け継がれてきたロリータファッションの過去から現在、そして未来について、ロリータファッションのカリスマ・青木美沙子さんに話を伺った。
PROFILE|プロフィール
青木 美沙子(あおき みさこ)
ロリータモデル兼正看護師
日本ロリータ協会会長 、外務省委嘱カワイイ大使(ロリータ代表)
ブランドコラボで商品発売プロデュースやTV出演や本の出版なども行う。
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中国を筆頭にさらに世界中で盛り上がる、ロリータファッションの市場
2007年のクール・ジャパン、2008年のジャパンエキスポと続き、2000年以降は日本のポップカルチャーが海外に評価されるようになった。ロリータファッション、デコラファッション、ギャルファッションと、日本発祥のスタイルは海外からも常に関心を持たれてきたが、なかでもロリータファッションは現在、中国で爆発的な人気を誇っている。日本と中国のロリータファッションに違いはあるのだろうか。
「基本的に中国と日本に関してだけ言うと違いはほぼないです。以前は日本のブランドを世界各国が買うという構造だったのですが、今では中国に日本の10倍くらいロリータブランドがあります。