アディダスが蓄積してきたアスリートのデータと、独自かつ最新の3Dプリント技術を融合し、ランナーに新しいランニング体験を提供する「4DFWD(4Dフォワード)」。その最新コレクション「4Dフォワード2」が発売された。アディダスは何故、シューズのミッドソール作りに3Dプリント技術を活用しているのか、そして「4Dフォワード2」は前作からどのようなアップデートを遂げたのか。アディダス マーケティング事業本部 カテゴリープランニング シニアマネージャーの山口智久さんに話を聞いた。
少しアディダスと3Dプリント技術の歴史をおさらいしておこう。アディダスの3Dプリント技術を用いたシューズが初めて披露されたのは、2015年のこと。3Dプリントのランニングシューズ用ミッドソール「Futurecraft 3D(フューチャークラフト スリーディー)」が試作品として発表された。翌2016年には、「3D RUNNNER(スリーディー ランナー)」が商品化。ロンドン、ニューヨーク、東京の3都市にて足数限定で発売され、話題となった。
2017年アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボン社とパートナーシップを締結したことで、3Dプリントを用いたシューズ開発が本格化していく。日本国内で初めて本格的に販売されたのが、2018年11月に登場した「ALPHAEDGE 4D(アルファエッジ フォーディー)」。「4Dフォワード」と同じく、Digital Light Synthesis(デジタルライト合成)テクノロジーを活用して開発されたもので、UV硬化ポリウレタン混合樹脂を光と酸素で固めて作り上げられている。
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