アウトドアを想定して開発されながらも、街履きとしても広く使われているシューズは数多い。
川でのアクティビティを想定して開発されたサンダルは、街なかでもコンフォート性を発揮し、インパクトのあるデザインが着こなしのスパイスとなる。機能性とデザイン性を両立する水陸両用サンダルはどのように誕生し、何をきっかけに世界的な人気モデルとなったのか。
メレルの日本総代理店である丸紅コンシューマーブランズ株式会社で、マーケティングを手がける田中祐介さんにお話を伺った。
PROFILE|プロフィール
田中 祐介(たなか ゆうすけ)
丸紅コンシューマーブランズ株式会社
メレル事業部・ マーケティングマネージャー
川を歩くアクティビティのために誕生した高機能サンダル
「ハイドロモックの誕生には、アメリカでさかんなハイドロハイクというアクティビティが深く関わっています」ハイドロハイクとは、Hydro(水)+Hike(ハイキング)の造語であり、川や湿地、ぬかるんだ山道など、水のある地形を歩くアクティビティ全般を指す。
「メレルは数十年にわたって、ハイドロハイクに対応できる水陸両用のフットウエアの開発に取り組んできました。このモデルは、川の中に入って浅瀬を歩い たり、石を飛び越えたりしながら進むリバーハイクを想定して開発されたサンダルです」