「近沢レース店」は、横浜元町に本店を構えるレース専門店だ。独創的なデザインと職人の技が光る繊細なレースが特徴で、新しいアイテムを展開するとすぐに売り切れになってしまうほどの人気を誇る。
熱烈なファンも多く、同じアイテムを色違いで全色揃えたり、プレゼント用の買い置きとして一度に複数枚を購入したりする人も少なくない。
思わずコレクションしたくなる「近沢のレース」には、一体どんな魅力が詰まっているのか。同ブランドのコレクターである
ゆきまるさんに、その魅力を教えてもらった。
PROFILE|プロフィール

ゆきまる
幼少期から近沢レース本店や取り扱い店舗を訪れており、2023年1月より本格的に収集をスタートした。現在はタオルハンカチだけでも1,000枚以上を所持。商品チェックはなるべく毎日行っており、新発売のものはアイテムを問わずすべてコレクションしている。
Instagram(@yuki.maru000)
UNITED ARROWSの別注アイテム「温泉猿」近沢レース店は、1901年に絹の輸出商として創業し、後にリネンストアへと転身した。当時は外国人向けにテーブルクロスやベッドリネン、ハンカチ、夏には開襟のブラウスなどをオーダーメイドで作っていたが、やがてレースがあしらわれたアイテムの人気が高まり、主力アイテムになったそうだ。
現在はハンカチをはじめ、タオルやマットなどのホームコレクションからポーチやTシャツ、スタイなどのファッショングッズまで、多様なオリジナルアイテムを展開している。
世界を見渡してみるとレースは実に多様な種類があるが、同ブランドではそんな世界各地の技術や素材を選択・融合した、独自のアイテムが企画・販売されている。