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2023.12.11

アウトドアで「Arai Tent(アライテント)」の「Air Raiz(エアライズ)」が選ばれ続ける理由とは?

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テントはウエアやシューズと違って試着できないし、カタログや展示品を見て使い勝手をイメージするのが難しい。アウトドアに親しむ機会が増えて、テントが欲しいと思っても、どれを選べば自分に合うか選択の基準がつかみにくいアイテムだ。定評のあるテントはどこが優れているか、詳しく聞けばテント選びの参考になるに違いない。
そこで初心者にも扱いやすく、経験が増えるに従ってさまざまな状況に対応できる快適なテントとして、アウトドア好きの信頼を勝ち得ているロングセラーの「エアライズ」について、製造元の株式会社アライテントを訪ね、広報担当の福永克夫さんに話を聞いた。

いま主流の自立式ダブルウォール(2層)テントで、拡張性が高い

何も見ないでテントの絵を描くと、いまも多くの人が三角テントを描く。しかしアウトドアで三角テントを使う人は現在ほとんどいない。購入の選択肢から三角テントは外すべし、と断言して差し支えないだろう。いま買うべきは自立するドーム型テントで、ダブルウォール(2層)になっているもの。その典型例が「エアライズ」だ。
エアライズ2(2人用)57,200円(税込) カラーはオレンジ、グリーンの2種類 サイズは設営時:間口130×奥行210×高さ105㎝、収納時:本体30×15Φcm フレーム38㎝、重量1550g 参考:エアライズ1(1人用)50,600円(税込) カラーは共通 サイズは設営時:間口100×奥行205×高さ100cm、収納時:本体29×14Φcm フレーム38cm、重量1360g エアライズ3(3人用)、エアライズ4(4人用)もあり、基本設計は同じ
エアライズ2(2人用)57,200円(税込) カラーはオレンジ、グリーンの2種類 サイズは設営時:間口130×奥行210×高さ105㎝、収納時:本体30×15Φcm フレーム38㎝、重量1550g 参考:エアライズ1(1人用)50,600円(税込) カラーは共通 サイズは設営時:間口100×奥行205×高さ100cm、収納時:本体29×14Φcm フレーム38cm、重量1360g エアライズ3(3人用)、エアライズ4(4人用)もあり、基本設計は同じ
「三角テントが主流だったのは1970年代まで。その後だんだんドーム型テントに移り変わりました。もともとダブルウォール(2層)タイプが基本でしたが、1980年代の中盤からゴアテックスなど防水透湿素材を用いたシングルウォール(1層)の登山用テントが人気を博します。ところが後に述べる理由から、1990年代後半に再びダブルウォール(2層)のドーム型テントが主流となり、現在に至ります」
三角テントは設営が大変だった。自立式のドーム型と違って、非自立式なので「立てる」のに手間がかかり、まず1人では無理だった。複数人でテントの端を同時に押さえたり、力を入れてロープを引いて立てたテントを力で維持したまま固定したり……当時を知っていると、とくに力を使わずに設営できる自立式ドーム型の便利さは画期的なのだが、現在はこれが当たり前になっている。
「エアライズ」は「スリーブ式」なので設営が簡単だ
「エアライズ」は「スリーブ式」なので設営が簡単だ
「自立式ドーム型テントは設営がどれも簡単です。ダブルウォール(2層)の場合、まずインナーテントを地面に広げ、折り畳み式のポールを伸ばしてインナーテントのスリーブ(ポールの通り道)に差していけば、あとは両端をインナーテントの穴に固定するだけで自立します。とくに弊社のテントはスリーブの末端が袋とじになっているので、設営が素早くできる特徴があります。
スリーブ式ならポールをスリーブに通すだけですが、市場には吊り下げ式のドーム型テントもあります。ポールがインナーテントから独立しており、複数箇所をフックで留めてインナーテントを固定します。スリーブの生地が不要で軽量化を図れるのが吊り下げ式のメリットですが、フックで留める手間がかかる。留める位置や向きの間違いがなく強度が高いのがスリーブ式のメリットと言えます」
どちらにしても自立式ドーム型テントは1人で組み立てられるし、とくに強い力がいらない。ダブルウォール(2層)なら上からフライシートをかけ、防水や保温などのためにインナーテントとの間に空気の層を確保したら、あとは付属のパーツ(ペグなどを含む)で地面にしっかり固定するだけ。
「エアライズ」のポールスリーブは末端が袋とじになっている。フライシートとインナーテントはワンタッチで固定できる。あとはペグなどを使い、地面とテントと固定すればよい
「エアライズ」のポールスリーブは末端が袋とじになっている。フライシートとインナーテントはワンタッチで固定できる。あとはペグなどを使い、地面とテントと固定すればよい

ダブルウォール(2層)が主流になった理由は「前室」の利便性にあり!

「エアライズ」をインナーテントだけ自立させた状態。シングルウォール(1層)ならこれで設営ほぼ完了だが、ダブルウォール(2層)は上にフライシートをかぶせる
「エアライズ」をインナーテントだけ自立させた状態。シングルウォール(1層)ならこれで設営ほぼ完了だが、ダブルウォール(2層)は上にフライシートをかぶせる
シングルウォール(1層)のほうがシンプルで、設営も簡単だし、フライシートをかけるダブルウォール(2層)のテントより魅力的に感じるところもある。実際に1980年代の中盤から1990年代の中盤まで、約10年はシングルウォールのドーム型テントが隆盛だった。徐々にダブルウォール(2層)の利便性と必然性が認められて主役が交代した。
「シングルウォール(1層)の時代、多くのテントはゴアテックスなどの防水透湿素材で作られていました。しかし、雨天の際に出入口を開けるとそこから雨が降り込んできます。これを避けるために、シングルウォールのテントにさらにフライシートをかけて使用するケースが出てきました。そこまでするのなら、初めからダブルウォールのテントを携行したほうが合理的ではないかという機運が1990年代に高まりました」
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