近年、日傘のニーズがますます高まっている。猛暑の常態化や美白志向の広がりに加え、近年では強風にも耐えられる機能性を備えたモデルも登場し、今では女性だけでなく、男性が日傘を差す光景も珍しくなくなった。
今回は、そんな注目の高まっている日傘について、「ものづくり」にこだわり、衣食住に関わるオリジナル商品を自社店舗で販売しているライフスタイルブランド・
KEYUCA(以下、ケユカ)の河崎さんと金井さんにお話を伺った。
PROFILE|プロフィール
河崎 優香子(かわさき ゆかこ)
河淳株式会社
開発業務部 商品開 発グループ MD担当
ひとり1本持っておきたい、生活必需品
はじめに、傘の売れ筋や人気状況について教えてください。
河崎コロナ禍では「傘でソーシャルディスタンスを保つ」といった背景から長傘の需要が高かったのですが、最近は圧倒的に折り畳み傘、特に遮光タイプの日傘に注目が集まっています。
遮光傘はもはや“ひとり1本持っておきたい生活必需品”になってきていると感じています。
河崎ケユカでも男性のお客様は増えていますね。初めて遮光傘を差してみて、「こんなに涼しいんだ」と実感して買われる方が多いです。
夏の異常気象、そして春、秋といった端境期がなくなり、夏が長くなっていることからロングランで売れる遮光傘のニーズは男性、女性今後も増えていくと考えております。