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2024.01.18

柔らかい!「Millet(ミレー)」の革新的レインウエア「TYPHON(ティフォン)」のすべて

アウトドアショップで初めて「ティフォン」を見たとき、何の気なしに袖や身頃に触れてみて「この柔らかさでレインウエア!?」と驚いた。店頭の掲示を読むと「ミレー」独自の防水透湿素材として高い機能を備えているにもかかわらず、ゴワつきを感じない。従来の雨具のイメージを覆す、すごいウエアが出たと思った。すでにレインウエアを3着持っている自分でも欲しくなるほど革命的。
その後も注目していると、「ティフォン」シリーズには春~初秋用、晩秋~初春用、オールシーズン用の3つのタイプがあるとわかった。そこでミレー・マウンテン・グループ・ジャパン株式会社を訪ねて、マーケティング部の林勲さんに「ディフォン」シリーズについて詳しく聞いた。

7㎛(マイクロメートル)の防水層を含む3層の圧着で実現する肌触りのよさ

 「『ティフォン』は3層構造の防水透湿素材で、『ミレー』のオリジナルです。これを用いた春~初秋用のモデル『ディフォン 50000 ストレッチ ジャケット』は、まず触っていただくと非常に柔らかいのがわかります。他のレインウエアと大きく異なる点です。また、裏地を触っていただくとわかるように、とても肌触りがいい。このあたりが『ティフォン』の特徴になります」
ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット 35,200円(税込) カラーは写真のSHARKの他、OLIVE、MUSTARD、MASTIC、JET BLACKの5タイプ サイズはEUROサイズでXS、S、M、L、XL、の5タイプ
ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット 35,200円(税込) カラーは写真のSHARKの他、OLIVE、MUSTARD、MASTIC、JET BLACKの5タイプ サイズはEUROサイズでXS、S、M、L、XL、の5タイプ
レインウエアとして耐水圧20,000mm、透湿性50,000g/m2/24hという非常に高い機能を有している。商品名の「50000」という数字は透湿性に基づき、生地1m2あたり50,000gの水蒸気を24時間に排出する性能を示す。耐水圧20,000mmと合わせて、外界からの水濡れに強くウエア内部が蒸れにくいからそれだけで快適なのだが、さらに柔らかくて肌触りがいい。そこがすごい。
「柔らかさがどこから来ているかというと、まず表地ですね。ストレッチ性の高い表地は、50デニール[1]の糸でできています。柔らかくするには糸は細いほうがいい。その一方で強度も必要なので最適な50デニールを選択し、糸を撚る際に『撚り戻し』をかけることでストレッチ性を与えています。
『メカニカル・ストレッチ』といいますが、ゴムの伸縮性などとは異なり素材の構造による自然なストレッチ性です。『メカニカル・ストレッチ』による着心地のよさ、行動しやすさが『ティフォン』の特徴のひとつです」
レインウエアとは思えないほどストレッチ性が高く、�アウトドアでアクティブに行動しやすい
レインウエアとは思えないほどストレッチ性が高く、アウトドアでアクティブに行動しやすい
レインウエアとしての性能を左右するのが表地と裏地の間に位置する防水層、メンブレンだが、「ティフォン」シリーズのメンブレンは極薄の層になっている。
「中の防水層(メンブレン)は7㎛と、非常に薄くできています。この薄さで、耐水圧20,000mm、透湿性50,000g/m2/24hという機能を備えています。3層構造の生地の中で、中間のメンブレンの薄さと機能の高さは『ティフォン』最大の長所といっても過言ではありません。
そして裏地です。15デニールのニットを用いています。こうすることで、素肌に優しい感触が得られます。春~初秋の着用を想定しているモデルなので、半袖の上に『ティフォン』を着るシーンも考えられますね。肌に直に触れたときの心地よさを追求して、ニット裏地を採用しました」
触るとよくわかるのだが、裏地の肌触りが心地いい。メッシュ部分は表側からポケットを開けた際、ベンチレーションの役割を果たす
触るとよくわかるのだが、裏地の肌触りが心地いい。メッシュ部分は表側からポケットを開けた際、ベンチレーションの役割を果たす
 「3層が一体になった防水透湿素材の生地が『ミレー』オリジナルの『ティフォン』であり、『ティフォン』を用いたウエアの中でもベーシックなアイテムが春~初秋用の『ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット』になります。3層それぞれの特徴もさることながら、もっともポイントになるのは3層を一体にする高度なテクノロジーです』
薄くて軽くて柔らかく、着心地がいい。その背景にさまざまな技術の積み重ねがあるようだ。春~初秋モデルと同等の性能に、暖かさが加わる晩秋~初春のモデルはどうだろう。
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