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2023.06.13

タウンユースでも人気上昇中のサロモンのトレランシューズ 「SENSE RIDE 5(センス ライド 5)」の実力

1947年にフランス・アネシーで誕生したサロモン。スキー・スノーボード、トレイルランニング、ハイキングtといったシーンで大きな存在感を発揮しているのは周知の通りだ。近年は、その快適性と機能美がファッションシーンでも注目され、タウンユースでも人気が高まっている。
そんなサロモンのトレイルランニングシューズのラインナップにおける定番が、短距離のハイペースランからウルトラディスタンスにまで対応する「センス ライド」シリーズ。最新作「センス ライド 5」にはどのようなテクノロジーが採用されているのだろうか。
「サロモンのトレイルランニングシューズは大きく4つのカテゴリーに分かれています」と、サロモンストア東京渋谷店アドバイザリースタッフでサロモンランニングアンバサダーの菅谷和己さんは言う。

多くのトレイルランナーに支持されているベストセラー

サロモンのトレイルランニングシューズには、グリップ力を重視したモデル、クッション性を重視したモデル、推進力を重視したモデル、オールマイティモデルがあり、「センス ライド」シリーズはオールマイティモデルに該当する。では、トレイルランニングシューズにおけるオールマイティモデルとはどんなモデルなのだろうか。
「トレイルランニングのレースは、20km前後のショートディスタンスのものから、100マイル(160km)を超えるロングディスタンスまであります。もちろん路面状態は多種多様。岩場が多いこともあれば、ロードの区間が長いところもありますし、天候によってはぬかるみが続くこともあります。アップダウンが激しいレースもあれば、比較的フラットな区間が長いことも。
そういったあらゆるシーンにも対応できて、汎用性が高いモデルがオールマイティといわれます。エリートランナーからビギナーランナーまで、幅広いレベルのランナーが活用できる点もオールマイティモデルの特長といえます」
さまざまなトレイルランに対応する汎用性の高さが魅力。センス ラ��イド 5。18,700円(税込)
さまざまなトレイルランに対応する汎用性の高さが魅力。センス ライド 5。18,700円(税込)
2017年の秋に初代モデルが登場した「センス ライド」シリーズ。その万能さと快適性から、世界中のトレイルランナーから愛されるベストセラーとなり、現在まで続く人気シリーズとなっている。多くのランナーから支持されている理由は、一見しただけでは気がつかない細かな点まで配慮された作りにある。最新作「センス ライド 5」を掘り下げていこう。
ミッドソールに採用している独自素材、EnergyFOAM(エナジーフォーム)は、EVA(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)にオレフィン(ポリオレフィン樹脂)を配合したもの。従来のEVA素材と比較して約5%弾力性が高く、着地衝撃を次の一歩のパワーに変えるエネルギー応答性に優れている。
 
EnergyFOAMの魅力はクッション性と反発性を両立しているところです。また耐久性が高く、水にも強いという特性があるので、過酷な環境下で長時間走る場合もあるトレイルランニングに適している素材だと思います
 
スタックハイトは前足部が21.3mm、踵部が29.6mmで、前作と比較して2mmほど厚みが増している。重量は27cmで286g。前作は同サイズで290gなので、厚さが増したにも関わらず軽量化したことになる。この軽量化にもEnergyFOAMが貢献しているという。
アウトソールにはオリジナルのAll Terrain Contagrip(オールテレーンコンタグリップ)を採用。文字通り、さまざまな状況に対応する設計で、濡れた路面や乾いた路面、岩場、泥道など、あらゆるコンディションにおいて高い安定性と耐久性を発揮する。
ミッドソールにEnergyFOAM、アウトソールにAll Terrain Contagripを採用。クッション性が高く耐久性にも優れている
ミッドソールにEnergyFOAM、アウトソールにAll Terrain Contagripを採用。クッション性が高く耐久性にも優れている

細部まで配慮されたつくりが生む快適性

また、ソールユニットにはProfeel Film(プロフィールフィルム)というフィルムが内蔵されており、路面からの突き上げから足を保護してくれる。プレートほどの硬さはないため、違和感が少なく、ビギナーランナーにも馴染みやすい。
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