駅までの行き帰りが寒くないように厚着をして出かけると、電車の暖房がよく効いて暑く感じることがある。重ね着をした衣服の中が汗ばんで、電車を降りると今度は外気で急に冷え込み、いわゆる「汗冷え」してしまう……冬場にありがちなことだ。体調を崩す一因にもなる。
暑い季節に吸汗速乾の機能性ウエアを着るのは常識になってきたが、寒い季節のアンダーウエアは吸汗速乾だけでいいのか? 機能性ウエアの元祖というべき「
アンダーアーマー」では、すでに2000年代の前半から冬用ベースレイヤー「
コールドギア」を発売し、改良を重ねてきた。そこで
株式会社ドームを訪ね、商品企画部門の大金稜史さんに「冬の機能性ウエア」について話を聞いた。
冬のベースレイヤーは「吸汗速乾」プラス「保温」でより快適になる
UAコールドギアアーマー フィッティド ツイスト ロングスリーブ モック シャツ 8,800円(税込) カラーは写真のBlack/TeamRoyalの他、Black/Pichgray、ModGray/ModGray、TeamRoyal/TeamRoyal、LimeYellow/LimeYellowの5種類、サイズはSM~3XLまで6種類肌に直接触れるベースレイヤーにせっかく吸汗速乾の機能があっても、その上に何枚も重ね着すると中間のウエアが水分を含み、「汗冷え」の原因になりかねない。しかし、夏用のベースレイヤーと防寒着を重ねるだけでは、十分な暖かさが得られないことが多い。
「弊社の場合、夏は吸汗速乾の機能を持つ『ヒートギア』と、吸汗速乾に加えて持続冷感の機能を持つ『アイソチル』をおすすめしています。冬は吸汗速乾だけでなく、保温の機能を備えた『コールドギア』と、そこからさらに進化した『INFRARED(インフラレッド)』を推奨しています。