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仕事帰りにそのまま旅行へ! 旅から日常まで活躍するAwwのデイリーボストンバッグ
トラベルアイテムブランド「Aww(アウ)」が展開する「デイリーボストンバッグ」は、旅行だけでなく通勤や出張、休日まで幅広く活躍するボストンバッグだ。サボテン原料を配合した合成皮革を採用し、軽さや耐水性、収納力を兼ね備えている。使いやすさを追求しつつ環境にも配慮されたこのバッグは、どのように生まれたのだろうか。
Awwの創始者である石田めぐみ氏に、機能性と環境配慮を両立するための工夫を聞いた。
PROFILE

石田 めぐみ(いしだ めぐみ)
トラベルアイテムブランドAww(アウ)ファウンダー、株式会社Moved CEO
京都大学法学部を卒業後、商社やIT企業に勤務した後、2018年にMovedを創業。 旅を通して新しい人や場所、そして自分自身の無限の可能性と出会ってほしい体験してほしいという思いで、 2020年トラベルブランドAwwをスタート。 旅行用のスーツケースをはじめとした様々なトラベルグッズの展開や、トラベルコミュニティを運営している。
旅行用から日常へ、デイリーボストンバッグの誕生
Awwはもともとスーツケースから始まったブランドだ。丸みのあるフォルムとユニセックスに使えるデザインを特徴とし、「旅するように暮らす」という自由なライフスタイルを提案してきた。その中で人気を集めていたのが、2〜3泊の旅行を想定した大きめの「ウィークエンドボストンバッグ」だった。.jpg?w=672&fm=webp)
「旅行用としてはもちろん、普段使いや1泊旅行にも使えるような1回り小さいサイズが欲しいというお声をいただき、デイリーボストンバッグを作ることになりました」と石田さんは語る。

開発が行われた時期は、テレワークやワーケーションが社会に普及し始めたタイミングだった。そのため、パソコンやA4ファイルが収納できるポケットを備え、仕事帰りにそのまま旅行へ行けるようなデザインに仕上げられた。旅行バッグ特有の野暮ったさを排除し、日常の延長線上で使えるアイテムとして設計されている。

旅も日常も快適にする軽さ。その鍵となったサボテンレザー
ブランドのポリシーとして「サステナブル」を掲げるAwwは、素材選びにおいても環境への配慮を欠かさない。しかし、環境問題という規模の大きなテーマは時に難解で、ユーザーにとって自分ごと化しにくい側面がある。「環境負荷がどうといった難しい話から入ると、情報を遮断してしまう方もいると思います。でも『サボテンからできている』と聞けば、身近に感じて親しみやすく、気軽にサステナブルな入り口に立ってもらえるのではないかと考えました」
サボテンは水や農薬をほとんど必要とせず、過酷な環境でも育つため環境負荷が低い。さらに、本革のような質感と軽さを備えていることから、Awwが目指す「毎日使いやすいバッグ」の素材として採用された。当初はメキシコ産のみを使用していたが、現在は日本への輸送に伴うCO2排出を少しでも削減するため、中国産のサボテンを使用しているという。

本革の3分の1の軽さ、機能とデザインの両立
旅行でも日常でも常に持ち歩くバッグだからこそ、Awwが重視したのは軽さだった。サボテンレザーは、本革のような高級感を備えながら、本革の約3分の1という軽さを実現している。ブルーなどの季節限定カラーも含め、トレンド感のある色展開も特徴だ。「サステナブルでも、可愛くなかったり使い勝手が悪かったりすれば長くは使っていただけません。本革に近い高級感がありながら、重さは本革の約3分の1です。旅行では移動が多く、荷物の重さは特にストレスにつながるため、いかにそれを軽減できるかを重視しました」


さらに、サボテン由来の耐久性と耐水性も備えている。水分を弾き湿度に強い素材であるため、多少の雨や水はねに強く、汚れも拭き取るだけできれいになる。移動が多く、時にはバッグを床に直接置かなければならない旅のシーンにおいて、天候や汚れを気にせず使える実用性は大きな武器となる。
ズボラな人でも整理整頓しやすい収納の工夫
デザインの美しさに加え、バッグ内部の設計にも独自の工夫が凝らされている。これは石田さん自身の実体験が、細部の仕様に強く反映されているという。「私自身がズボラで整理整頓が苦手なので、そういった方でも整然と使える鞄にしたいと思いました。スーツケースのようにガバッと開くので、ホテルで広げたまま物の出し入れがしやすくなっています」

内側には、あえて逆向きに取り付けられた上部のメッシュポケットがある。これは、バッグを全開にせずとも上半分だけを開ければファスナーが上にくるため、小物がさっと取り出せるという仕掛けだ。

外側には、スーツケースのキャリーバーに固定できるスリーブを備え、バッグが転げ落ちるストレスを解消している。スーツケースの上に置いても安定感があるのは、顧客の声を受けてスリーブの幅を広げたり、底鋲を追加したりと、数回にわたるアップデートを経て現在の形へと進化した結果だ。


旅行バッグの枠を超えた広がり
こうした細やかな使い勝手の良さは、当初想定していなかったシーンでの需要も生み出している。「意外だったのは、ゴルフ用として使ってくださる方が多いことです。靴などかさばるものでもすっぽり入りますし、スポーティーすぎずきれいめに持てるバッグは世の中にあまりないので、ファッションと一緒にゴルフを楽しむ方にマッチしたのだと思います」
通勤や出張、そして休日のゴルフなど、デイリーボストンバッグは旅という枠を超え、人々の日常的な移動を支えるアイテムとして確かな広がりを見せている。
また、サボテンレザーを用いた他のサイズのバッグも展開している。デイリーボストンバッグより大きな「ウィークエンドボストンバッグ」に加えて、肩から斜めがけできてセカンドバッグとして使える「ショルダーミニバッグ」などを揃え、用途や荷物の量に合わせてライン使いができるのも魅力だ。

旅を楽しみながら、地球環境に貢献する
Awwでは、商品を購入することが直接的な環境アクションにつながる仕組みづくりを進めている。すでに展開している漁網リサイクルナイロンのアイテムでは、売り上げの一部を奄美大島の環境保全活動に寄付するサイクルを実現している。サボテンレザーを用いたバッグの開発もまた、旅先の美しい風景を未来へ残すためのアプローチのひとつだ。実用性とサステナブルな素材による環境保全を高い次元で両立させながら、毎日の移動を快適にする機能性を追求し、「旅するように暮らす」というライフスタイルを提案し続けている。
Text by Maho Ueda(altair inc.)













