免疫機能の維持に寄与することから、コロナ禍以降、ビタミンDの重要性が注目を集めている。
そんなビタミンDに着目し、紫外線大国・オーストラリアからやってきた日焼け止めが「
ソーラーD」だ。
ビタミンDはそもそもどんな栄養素なのか? ソーラーDは一般的な日焼け止めとは何が違うのか? ソーラーDを手がける
アンブロシア株式会社の志賀惠子さんに話を聞いた。
PROFILE|プロフィール

志賀 惠子(しが けいこ)
アンブロシア株式会社 代表取締役
遅延型フードアレルギーなどの各種検査を行う事業を2008年にスタート。体にやさしいオーガニック食材などを扱う「アンブロシアマルシェ」も運営。
骨や免疫など、多岐にわたるビタミンDの作用
脂溶性ビタミンの一種であるビタミンDは、実はホルモンの一種でもあることは意外と知られていない。「体内で作られ、血液を通じて臓器に働きかけるのがホルモンです。ビタミンDは食物やサプリメントでも補給できますが、日光によって体内でも生成され、臓器に働きかけます」
ビタミンDの適正値は、検査機関などによって多少の幅はあるが、血中濃度30〜75ng/mLが一般的な値とされてい る。
「主な作用として、骨や歯の形成、筋肉の収縮や神経伝達、免疫機能の調整が知られています。また、近年世界中でビタミンDの研究が行われており、さまざまな論文も発表されています。
たとえば、ビタミンDの補給が喘息の悪化を安全に低下させたり、血中ビタミンD濃度が高いほどがんに罹患するリスクが低下したり、うつ患者に対しての治療効果があったりと、さまざまな報告がされています」