和菓子に添えられている楊枝でお馴染みの「クロモジ」。そのクロモジが、近年美容成分として注目を集めている。
「実はクロモジは環境保全にも寄与する植物としても注目されています」と語るのは、「
uka(ウカ)」代表の渡邉弘幸さんだ。
今年7月、ukaは「
リジェネラティブ グッド」シリーズをローンチ。クロモジウォーターを配合した「uka IZU シャンプー」と「uka IZU コンディショナー」を発売した。クロモジにはどのような効果があるのか、なぜ環境保全につながるのか、渡邉さんに話を聞いた。
ukaについて教えてください。
ukaは1946年、理容室と して創業しました。以前は「エクセル」というブランド名でしたが、ネイルオイルを発売するタイミングで「さなぎが蝶になるように、人々が羽化するお手伝いをしたい」という思いを込めて、「uka」と屋号を変更しました。また「あなたと私と地球が、もっときれいに、うれしくなることを増やしていきたい」をコンセプトに、環境にもやさしいトータルビューティーサロン発の商品を手掛けています。
今回発売されたアイテムは、クロモジがキー成分になっていますが、クロモジとはどのような成分でしょうか?
クロモジの枝葉は、「ウショウ」という名前で、生薬としても使われています。高ぶった神経を静めて安眠に導き、整肌作用、痰や咳を鎮める効果があります。また、クロモジの主成分であるリナロールは、抗菌作用があることでも知られています。