3D ECストアをオープンした背景
モリリンは繊維専門商社としてファッション業界を支え続けてきた。しかし、昨今のアパレル業界の情勢を踏まえ、会社として「繊維にとらわれないビジネスを創出したい」「to Cビジネスを加速させなければいけない」などという危機感が生まれていた。
そこで、EC事業を開始し、
#AAAAを立ち上げた。同ブランドではイラストレーターを中心に、フォトグラファー、映像クリエイターなどさまざまな表現者を迎え、アパレルや雑貨をメインに商品化している。
新規事業室として引き続き
#AAAAを育てる中、テストマーケティングとして3Dストア、メタバースなどにも挑戦することになった。
この新しいチャレンジについて宮川さんは、「手探り状態で挑戦しました。今、メタバースや3Dの領域に取り組んでおかないと、2〜3年後、他社に置いていかれるのではないかと考えたことが大きなきっかけです」と話した。
開始にあたって、社内では「意味があるのか」「そもそも何をやるのかがわからない」と言う人が半数を占めたが、一方で「とりあえずやってみよう」という意見もあり、初期費用が安く導入が簡単であるという点を評価し、
株式会社ハコスコの「
メタストア」と協業することになった。