近年のアウトドアブームにより、ライフスタイルからファッションまで、ジャンルの垣根を超えたさまざまなアウトドア関連アイテムが市場に登場するようになった。
アウトドアギアやアイテムがどんどん多様化するなかで、米国国防総省が軍で使用する官品調達のために定めた「MIL-SPEC(ミルスペック)」や、その英国版「UK Defence Standardization」など、過酷な環境下で使用することを想定したものに対して組織が定めた独自規格も存在し、堅牢性や耐久性などにおいて“本物”としてのお墨付きを与えている。
そのような「規格」という視点を参考にしつつ、アウトドアとファッションのフィルタを介した独自解釈の新規格として注目を集めているのが、スタイリスト・平健一さんが展開するブランド「
T SPEC GEAR(ティー スペックギア)」だ。
ブランドネームに込めた想いやモノづくりの哲学、そしてこの新しい規格である“T SPEC”が落とし込まれた代表的なアイテムなどについて、平さんに話を聞いた。