シューズ自体の機能を最小限に削ぎ落とし、裸足に近い履き心地を実現することで本来人間の足に備わっている力を最大限に引き出すことを目的とした画期的なシューズ「ニューバランス ミニマスMT10」が、ライフスタイルモデルとして復刻。
ワントーンでロープロファイルスニーカートレンドを意識した仕上がりには根強いファンが多い。今回はその「MT10」に関して
ミタスニーカーズのクリエイティブディレクターを務める国井栄之さんに、このモデルの人気の理由についてお話を伺ってきた。
トレンドである“ロープロファイル”系を意識させるデザイン
2010年頃、ブームとなったベアフット ランニング。裸足に近い状態でランニングすることで、足首や足の筋肉を鍛え、基礎脚力を向上させるというトレーニング方法だ。そんなブームの渦中であった2012年に登場したニューバランスの「ミニマス」。国井さんにその特徴を伺ってみると、こう答えてくれた。「ベアフットランニングというカテゴリーにおいて、裸足に近い状態を再現したシューズを履くことで、本来の足の機能を極限まで引き出すというコンセプトで生まれたのがこの『ミニマス』です。
モデル名の由来はドイツの建築家であるミース・ファン・デル・ローエが提唱した“Less is More=少ないことはより豊かなこと”という文言からインスピレーションを得ています。