アメカジファンやビンテージファンの間で、“Millerのタンクトップ”や“MillerのTシャツ”といえば見聞きした人も多いのではないだろうか。正式なブランド名は「
Robert P. Miller(ロバート・ピー・ミラー)」といい、1990年代から日本でも人気のアメリカンベーシックニットウエアだ。
「Panel Rib(パネル リブ)」と呼ばれる針抜き仕様の生地が特徴で、タンクトップをはじめ、Tシャツなどベースとなるアイテムを展開している。今回はRobert P. Millerの歴史を紐解き、定番から最新アイテムまでを紹介していこう。
80年以上の歴史を持つ、アメリカンベーシックニットウエア
はじめにRobert P. Millerのブランドの歴史からお話ししていこう。その歴史は古く、1937年までさかのぼる。アメリカ アーカンソー州で、ブランド名にもなっているRobert P. Miller氏の父親がテキスタイル会社を経営していた。そこで白いタンクトップとクルーネックのTシャツの2型を作り、Robert P. Millerというブランドをはじめたといわれている。
その後、ペンシルベニア州の「Mohnton Knitting Mills(モートンニッティングミルズ)」という工場へ移り、ブランドが展開されていく。