キャンプという軸を基に、アパレル、カフェ、ワーケーションなど様々な事業を行っている。その中から今回は、アパレルの部分にスポットを当て、ブランドの成り立ちや商品開発の詳細について、株式会社スノーピーク 企画開発本部 Apparel企画開発課エグゼクティブクリエーター菅純哉(すがじゅんや)さんにお話を伺った。
「Snow Peakは、1958年に新潟で初代社長の山井幸雄(やまいゆきお)が金物問屋、山井幸雄商店として創業し、今年で創業65年になります。
山井幸雄は現社長の山井太(やまいとおる)の父親であり、当時の登山用品に不満を持ち、オリジナル登山用品を開発していたことがSnow Peakのすべてのきっかけとなりました。
その後、1971年には株式会社ヤマコウという社名に組織変更され、1986年に山井太が入社。その年にスノーピークをオートキャンピングブランドとしてリニューアルを開始しました。そして1996年には株式会社スノーピークに社名を変更し、現在に至っています。
アパレルラインが本格的に始まったのは、2014年の秋冬からです。それ以前にもギアの延長線としての服は存在していましたが、2013年にアパレル事業として本格的に立ち上げることを決定し、そこからスタートしました」