高難易度のオリジナルトリックは世界でも彼しかできないといわれるほど、テクニカルなスタイルで赤マル急上昇のプロスケーター白井空良。日本期待の星である彼が、どのようにしてプロスケーターまで駆け上がったのか? そして彼の足元を支えるNIKE SB(ナイキSB)の良さとは? 今回は白井空良本人に、スケートとともに見据える未来を伺ってきた。
正直、スケートボードが楽しくない時期もあった
横ノリ系、特にスノーボードが好きだったという父親の影響から、5歳でスケートボードを始めたという白井空良さん。「スケートを始めたての頃は、夢中でやっていたのですごく楽しかったのを覚えています。大会に出場するようになってからは両親も本気になり、楽しかったんですけど、辛かった記憶もありますね」
と笑いながら答えてくれた白井さん。当時は両親の熱量の方が高く、実は楽しさと親からの期待のはざまで苦しんでいたそうだ。
「楽しいけど辛いみたいな状況が続いていましたけど、どんどん上達していくのでやめどきもなく……。幼少期の頃は辛い時期の方が多かったかもしれません。他の友達は学校が終わって遊んでいるのに、自分は練習があるから遊べない……みたいなときもありました」