ゲームセンターに必ず置いてあるプリントシール機(以下、プリ機)は、1995年の登場から現在まで人気は衰えず、若者文化の中心にあった。しかしながら、そのプリ機の機能自体は時代の変化とともに進化しつづけている。
プリ機を企画開発・製造・販売するフリュー株式会社も、その時代の変化に対応してきた。同社ではこれまでさまざまなプリ機を開発しているが、近年ではテクノロジー技術を活用した「未来のプリ機」の検証も行っている。そのプリ機はそれぞれのユーザーに対して「自分をわかってくれる」と思わせる“盛れ感”
を提案するという、新たな体験価値を提供するものになっている。 そんな“盛り”をめぐる最先端の研究開発、またアプリでの写真加工やSNSでのフィルター機能が登場する今日のプリ機と”盛り”のシーンについて、フリュー株式会社・広報部の白石夏海さん、同社・ガールズ総合研究所の神野貴代さんに話を聞いていく。
PROFILE|プロフィール
神野貴代・白石夏海
白石夏海(右)
フリュー株式会社/広報部
2012年にフリュー株式会社に新卒で入社。プリントシール機の広報に7年間従事し現在はコーポレート広報として自社のブランディング活動に携わる。
神野貴代(左)
フリュー株式会社/ガールズ総合研究所
2015年にフリュー株式会社に新卒で入社。プリントシール機のソフトウェア開発、カメラアプリ開発を経て、現在はガールズ総合研究所にて5G通信やAI画像認識を用い、"未来のプリ"の研究を行っている。
個人認証で好みの盛り感を再提供する“未来のプリ機”
御社では1997年にプリ機事業に参入して以降、さまざまなプリ機を開発しています。最近ではテクノロジー技術を活 用した「未来のプリ機」があるとのことですが、こちらについて詳しく教えてください。