「子供を持ちたいと願う一人でも多くの女性の夢がかなう未来の創出」をミッションに掲げ、女性の医学的機能にまつわる様々な負担やリスクを軽減するための最先端の総合医療サービスの提供を目指す株式会社グレイスグループ。同社では主に卵子凍結・保管サービス「Grace Bank」を提供しながら、若い女性が通いやすい婦人科、生殖医療クリニックの整備を進めている。 卵子凍結サービスは日本国内ではまだあまり馴染みがないが、アメリカでは子供を望む女性にとっての未来の選択肢の一つとして認知されており、さらに企業支援も活発化している。
そんななか、日本でも企業の福利厚生制度として株式会社グレイスグループの「卵子凍結補助」を導入するケースが増えてきた。そこで今回、同社の代表である勝見 祐幸さんに会社設立の背景から、卵子凍結・保管サービスから見える日本の不妊治療の現状について話を聞いた。
PROFILE|プロフィール

勝見 祐幸
株式会社グレイスグループ
代表取締役CEO
東京大学卒業、国際大学MBA。三菱石油、ジェミニコンサルティング、インフィニオンテクノロジーを経て、2001年にジェイブランディングを設立、企業の採用支援、ベンチャー企業支援に携わってきた。2020年グレイスグループを創業、三女の父として、女性の活躍支援にライフワークとして取り組む。
不妊治療クリニックを全国に組織化
はじめに、どのような背景から会社設立に至ったか教えてください。
僕自身が妻と不妊治療に取り組んでようやく子供を授かったことや、キャリアコンサルタントとして多くの女性からキャリア相談を受けるなかで、「子供が欲しいけれどタイミングが難しい」と考えている方を多く見てきました。この記事は会員限定です。
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