BLAST Inc.の運営するフェムテックブランド「
Nagi(ナギ)」。まだ、日本ではフェムテックという言葉が浸透する前の2020年頃から吸水ショーツを国内展開していたブランドである。
創業時から、ECだけでなく店舗に商品を並べることも積極的に取り組み、ユーザーが商品に触れる機会を作ってきたNagiが先日、業界初となる試着サービス「
Nagi home try on」を開始した。
今回、同社のCOOである下條友里さんにそのサービスやNagiについて話を聞いていく。
PROFILE|プロフィール

下條 友里
早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルートライフスタイル(現リクルート)に新卒で入社し、新規事業開発、投資業務等に従事。また2020年3月に一橋大学大学院法学研究科にて経営法(知的財産法専攻)の修士号を取得。2020年7月にリクルート退社後、フリーランスでのスタートアップ支援を経てBLAST Inc.にジョイン。2021年8月より現職。
好きなときに、どこにいても購入できる
まず、御社で展開されている「Nagi」の概要について教えてください。
「あなたを自由にする下着」というコンセプトで、2020年5月からスタートしたブランドになります。どんな日も1枚でお使いいただけるように吸水や防水、防臭機能などがある素材を何層にも重ねたショーツを開発しております。これまでライナーなどの製品は使い捨てが当たり前でしたが、繰り返し使えるようなプロダクトを日本製で作っております。
そもそも私たちがこの事業を始めたタイミングは、まだ日本ではフェムテックのような言葉は全く知られていませんでした。しかし、創業当初から日本の女性たちをエンパワーメントすることをミッションに掲げ、事業を通じて「社会問題に対する考え方や身体の悩みなど女性たちにとって多様な選択肢を提供していきたい」という思いをもって運営しています。この記事は会員限定です。
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