ファッションテックやサステナビリティといった言葉が浸透し始めた現在、この領域をリードするプレイヤーたちはどのような思想のもとで実践を行っているのでしょうか。今回は株式会社ゴールドウイン/ニュートラルワークス事業部の大坪岳人氏、Synflux株式会社 代表取締役でスペキュラティヴ・ファッションデザイナーの川崎和也氏をお招きし、今の世代の特徴、サステナビリティを実現するために必要な探究の精神、プロトタイプの重要性、次世代への継承などを手がかりにお話を伺いました。
PROFILE|プロフィール
大坪岳人
株式会社ゴールドウイン ニュートラルワークス事業部長。1979年石川県出身。2004年株式会社ゴールドウイン入社。<ザ・ノース・フェイス>のアパレル部門のマーチャンダイザーとして素材開発から製品企画を担当し、2021年まで同ブランドのディレクターとして企画とマーケティングの全体統括に従事。4月より「スポーツライフスタイルで、24時間を過ごしたい人たちのためのココロとカラダをニュートラルに整える」をコンセプトにもつNEUTRALWORKS.ブランドの事業部長に。
PROFILE|プロフィール
川崎和也
Synflux株式会社 代表取締役 CEO。スペキュラティブ・ファッションデザイナー。1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了(デザイン)。主な受賞に、H&Mファウンデーション主催グローバルチェンジアワード特別賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出、Dezeen Design Award Longlist、WIRED Creative Hack Awardなど。編著書に『SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて』(BNN新社、2019)がある。
川崎僕が最初大坪さんにお会いしたのはTOAというベルリン発のイベントに登壇した時でした。第一声、「川崎君のジェネレーションは、正しいことが格好いいっていうことをピュアにやっている印象がある」と言われ、僕は最初批判的に言われてるのかなと勘違いしてしまったのですが、決してそうではなく、一緒にムーブメントを起こせたら面白いよね!という意図で声をかけていただいたということだったんです(笑)。「正しいことこそ良い」と信じていることが今のファッションの特徴だとすれば、大坪さんがそんな世代をどう思われているのかを改めて聞いてみたいと思っています。
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