ファッション業界では過去に発表した作品、すなわちアーカイブへの注目が世界的に高まってきている。一方日本ではフリマアプリの浸透に伴い、リユース市場は年々規模を拡大しており、なかでも日本のブランド古着は取り扱いの丁寧さと確かな真贋判定から、海外でも高く評価されている。
これまでのフリマアプリやECプラットフォームではファストファッションからラグジュアリーブランドまでがひとつのプラットフォーム内で販売されていた。そんななか、2020年1月にプラットフォーム開発を行う株式会社LOOPが展開する「OR NOT」(オアノット)は、デザイナーズブランドに特化したファッションのグローバルECプラットフォーム。「OR NOT」のサービス理念に賛同したスタイリスト、デザイナー、エディターなどの業界人が参加し、世界に向けてEC事業を展開している。今回はLOOPの取締役COO柏村 徹さんにOR NOTの取
り組みをはじめ、良いモノを長く使うこととサステナビリティへの考えについて話を伺った。 PROFILE|プロフィール

柏村 徹
LOOP / 取締役COO
ユタ大学卒。楽天市場の店舗戦略責任者を経て、株式会社ストライプインターナショナルへ。グローバルファッションEC本部にて、EC・サブスクリプション領域のビジネス構造改革を主導。2018年4月株式会社LOOPを代表取締役の増汐義信と共に創業。
海外に重点を置いたサイト作り
まずは、OR NOTがどのような経緯で立ち上げられたか教えてください。
元々経営陣全員が大手インターネットサービス会社のEC事業部というインターネットでモノを売る事業におりまして、そこからメンバー各々キャリアを積んだうえで株式会社LOOPを立ち上げました。この記事は会員限定です。
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