染め直すことでウエディングドレスらしい光沢感が抑えられ、日常の中で着やすいドレスになる。特別な思い出のあるドレスを手放すことなく、長く着られることが大きな魅力だ。
今回は、「SaboraMi」を立ち上げた水戸守さんに、立ち上げの経緯や同ブランドに込めた思い、プロダクトのこだわりについて、話を伺った。
PROFILE|プロフィール
水戸守 奏江(みともり かなえ)
Director,Designer
インポートのライセンスやドメスティックブランドで、パタンナーやデザイナー、ファッションディレクターとして活躍。自身の結婚式を手掛ける中で感じた「選択肢をもっと増やしたい」という想いのもと、ウエディングプロデュースとドレスを手掛けるブランド「SaboraMi(サボラミ)」をスタートした。
自身の結婚式をきっかけに、「SaboraMi」が誕生
まず、水戸守さんがこれまで経験されてきたお仕事について教えてください。
もともとはパタンナーやデザイナーとして企業に勤めていました。退職後にしばらく海外旅行などをしてゆっくり過ごしたあと、知人の紹介を受けてフリーランスでパターンやデザインの仕事をするようになりました。これまで、カジュアルな服のブランドから、ドレスを取り扱っているブランドまで、さまざまなブランドに携わってきました。現在は、以前お仕事をご一緒させていただいた方のアパレル会社に所属しています。
ブライダル業界に目を向けたきっかけは、何だったのでしょうか。
私自身の結婚式がきっかけです。結婚式の準備を進めるなかで、“不自由さがあるな”と感じて。