アウトドアでも街でも、一年を通じて「何か羽織るもの」を持ち歩くことには大きな意義がある。アウトドアでは天候の急変や気温の上下に対応すべく、シェル(または雨具)を持つのが常識だ。街でも昨今は、傘でしのぎ切れない風雨に見舞われる機会が増え、猛暑や残暑の時期はエアコンの効きすぎで身体は冷えるし、秋が深まればさらに脱ぎ着しやすい上着が必須になる。
撥水性が長続きするウインドシェルはアウトドアでも街でも汎用性が高い!
「ウインドシェルの本来の用途は、山で風が吹きつける状況に対処するための防風着です。森林を抜けて吹きさらしの稜線に立ったり、クライミングで岩壁に取り付いたりといったシーンで風に体温を奪われることを避けるために着ます。防寒も兼ねるので、街でちょっと寒気を感じるときに羽織るものとして、持ち歩きに適していますね。
ウインドシェルには撥水性を持たせた製品が多く、天候の急変に対処する雨避けとしても活用できます。一般的にはレインウエアの表地のように、水をはじく加工を生地に施すので、風だけでなく雨もしのげるわけです。防水透湿性を備えたレインウエアのほうが長時間の激しい雨にも耐えられますが、ウインドシェルのほうが軽量コンパクトで着心地に優れていると言えます」
最近は軽量コンパクトで着心地のいい高性能なレインウエアもあるので、ウインドシェルと雨具の使い分けが工夫のしどころ。この「ブリーズバリヤーワイルダーライトジャケット」は撥水性が通常のウインドシェルより優れているため、活用できる状況が幅広い。
タウンユースや日帰りの行楽・アクティビティに必携の高機能ウインドシェル
「『ミレー』が独自開発した『ブリーズバリヤーⓇ』シリーズは進化した撥水性と軽量性だけでなく、防風性と通気性を両立させて着用時の蒸れを防ぎ、快適性と耐久性に優れています。通常の撥水加工は生地の表面に撥水成分を吹きつけますが、それとは根本的に異なり、生地そのものを撥水剤の中に浸します。全体を撥水剤に浸すことで、生地の表面だけでなく繊維の一本一本にまで撥水成分が絡まるので高い撥水性が得られます。行動中の擦れや洗濯を繰り返しても機能が維持されるのは、独自の工程で得られるメリットです。生地を撥水剤に浸した後は、乾燥させるプロセスで空気を吹きつけ、繊維の表面や目に入っている余分な撥水剤を飛ばします。これにより、適度な通気性を確保します。
さらに、縫い目からの浸水を抑制するために、撥水糸を縫製に用 います。これだけの手間をかけた高い撥水性と通気性、快適性を生かして、ウインドシェルの他にもシャツジャケット、イージーパンツ、イージーショーツ、ラップスカート、オーバーグローブ、ハットやキャップなどのアイテムもラインナップしています」
状況により適否が分かれることを考えると、街で日常的に持ち歩くにはレインウエアより「ブリーズバリヤーワイルダーライトジャケット」が優れているのではないだろうか。またアウトドアでの行動、とくに登山には雨具が必携とされるが、高い撥水性と快適性を備えたウインドシェルも捨てがたい。両方持っていくケースもあるが、装備を減らしたい場合は?
「トレイルランニングやファストハイク、あるいは日帰りの行楽やアクティビティなどで速やかに下山したり、すぐ人里に戻れる状況があるのならレインウエアでなく『ブリーズバリヤーワイルダーライトジャケット』で十分に対処できます。数日間の縦走で山小屋から山小屋まで5時間、6時間かかる山歩きとなると、完全防水のレインウエアでないと水濡れで体温を奪われる心配があります。
近くの低山に日帰りで出かける山行スタイルが見直される最近の状況でいうと、朝起きて雨が降っていたら出かけないですよね。午後から雨になる予報のときもやめておく。天気が崩れないのを見越して出かける山歩きでも風にさらされることはあるし、思いがけず雨がパラつくこともあります。そんなとき撥水機能の優れたウインドシェルを携行していると重宝します。もちろん街でも便利ですね」