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背負った瞬間から軽さを実感! アフタヌーンティー・リビングの「無重力リュック」がヒットした納得の理由

2025.04.17
リュックは両手を空けられることが大きな魅力だが、入れるものやリュックの素材などによっては、背負ったときの重みで体に負担がかかってしまうのが難点だ。
その負担を少しでも和らげるために、さまざまなブランドが負担軽減を謳うアイテムを展開している。Afternoon Tea LIVING(アフタヌーンティー・リビング)の「無重力リュック」もそのうちのひとつだ。
無重力リュックは、「背負った瞬間から軽さを実感できる」と大きな注目を集めた。2023年1月に発売して以来、累計で約4万個を販売した実績を誇るという。(2025年4月6日時点)
一体どんな機能が隠されているのか。株式会社ICLの商品企画部でバイヤーを担当する宮本愛実さんにお話を伺った。

軽さの秘密は、国際特許を取得しているAGS機能

無重力リュックは、Afternoon Tea LIVINGが展開している“軽さ”が特徴のリュックだ。どのような仕組みで実現しているのか。
「無重力リュックには、『AGS機能(Anti Gravity System)』を搭載しています。AGS機能は、歩行時に内蔵されたゴムがバネのように上下に弾むことで、荷物の重さを軽減できる画期的な機能です。
サスペンション(車の緩衝装置)からヒントを得て、香港と韓国のデザイナーが共同開発した機能で、中国とアメリカの特許、WIPO(世界知的所有権機関)という世界共通の特許を取得しています」
AGS機能はショルダーの根元部分に搭載されている
衝撃吸収の機能に関しては、外部の第三者検査機関に依頼して検査を行ったそうだ。リュックに6kgの砂袋を入れてアームに取り付け、自由落下させたときにどのくらいの負荷がかかるのかを測定したところ、AGS非搭載の他社製品よりも肩への負担を約43%軽減できていることが分かった。
お店で無重力リュックを試したユーザーからは、その場で「軽さに驚いた」との声が上がるほど、他のリュックとの違いをすぐに実感できるという。バッグの企画を担当して8年ほどになるという宮本さん自身も、「負担軽減の機能が搭載されたさまざまなリュックを見てきたが、無重力リュックは今まで以上に軽さを実感できた」と話す。

ビジネスシーンにも使いやすい「スタンダードモデル」

「無重力リュック スタンダードモデル」Sサイズ 12,650円(税込)/Mサイズ 14,850円(税込)写真はSサイズ
初代の無重力リュック「スタンダードモデル」が発売されたのは、2023年1月のこと。軽さに着目したきっかけは、「コロナ禍で在宅勤務をする人が増えたこと」だったそうだ。
「会社からパソコンを持ち帰る機会が多くなり、荷物の持ち運びの大変さを感じている女性が増えていると知りました。『働く女性の毎日が少しでも楽になるように』と、軽さを重視したリュックの開発をスタートしました」
“ビジネスシーンでも日常でも使いやすい、肩の負担を軽減するリュック”をコンセプトに開発されたスタンダードモデル。シーンを問わず使いやすいツヤ感のある撥水加工生地を採用する他、開閉しやすいダブルファスナーやキャリーオンができるベルトなどが取り入れられている。
背面にはキャリーオンできるベルト付き
Lサイズは前面が大きく開く仕様で、スムーズに荷物を取り出せる
さらに、電車の中でも荷物を取り出しやすいよう、前面ポケットは縦にファスナーを配置するといった細やかな工夫が施されている。もちろん、ノートパソコンも問題なく収納可能だ。
縦にファスナーが開くため、狭い場所でも扱いやすい
1万円を超える価格のリュックを展開するのはAfternoon Tea LIVINGにとって初めての試みだったそうだが、高い機能性が認められ、想像以上に多くのユーザーに手に取ってもらえたという。

お客様の声から生まれた「ファンクションモデル」

「無重力ファンクションリュック」Sサイズ 14,850円(税込)/Mサイズ 15,950円(税込)写真はSサイズ
多くのユーザーからの反響を受け、翌年には「ファンクションモデル」を発売した。このモデルのコンセプトは、“お客様がほしい機能を詰め込んだ、肩の負担を軽減するリュック”だ。
「お客様から、『値段が上がってもいいからより高機能なものがほしい』『もっとカジュアルな服装にも合わせたい』といった声をいただき、新しいモデルを開発しました。
また日頃から外出が多い営業職などの方は、持ち運びやすい13インチほどのパソコンをお持ちのことが多いですが、会社で使うことを前提としている事務職などの方は、15〜16インチ程度の大きめのパソコンを持ち運ばれていることが多く、在宅勤務の増加に伴い、その需要が予想以上に高いことを実感しました。
そのため、AGS機能や使いやすい機能はそのままに、ファンクションモデルのMサイズは16インチのパソコンも収納しやすいようにしました」
16インチのPCも入るようにサイズをアップデート
「その他にも、生地をカジュアルなものに変えたり、リュックが自立するようにしたり、内部と表ポケットに中身の見えやすいメッシュ素材を採用したり……。お客様や社内からのフィードバックを参考に、より機能性を追求しています」
リュックの内側はメッシュ素材になっており、中身がすぐに分かる
「スタンダードモデル」と比較するとツヤ感が抑えられ、カジュアルな装いにもフィット。飲み物などを入れられるサイドポケットも付属している
「ただ、バッグが大きくなるとごつく見えてしまうので、女性が持っても違和感のない大きさ・デザインになるよう緻密に設計しています」
無重力リュックは、通勤・通学用として使用しているユーザーが多いそうだが、なかにはペアレンツバッグとして持ち歩いている人もいるようだ。また、子ども用に追加で購入したり、夫婦でシェアして使ったりする人もいるという。軽さはもちろんだが、高機能で誰もが使いやすいデザインだからこそ、年齢・性別問わず日常のさまざまなシーンで活用できるのだろう。
無重力トートバッグ 14,850円(税込)
一方で、職種などによっては、仕事用のかばんとしてリュックを選択できない人もいる。そこで、Afternoon Tea LIVINGは「無重力トートバッグ」も発売した。ハンドルの根元にAGS機能を搭載する他、底鋲を付けて地面に置いた際の安定感を高めたり、小分けポケットを充実させたりと、こちらもリュックに負けない高い機能性を持つ。
無重力シリーズは、ユーザーの多様なニーズに応えるためにどんどんアップデートされているのだ。

多様なライフスタイルに寄り添えるように

無重力シリーズの今後について聞くと、宮本さんは次のように答えてくれた。
「通勤や通学の際に荷物が重いと、気持ちが沈んでしまうこともあると思います。そういった機会を減らし、毎日が少しでも楽しくなるようなシリーズへと成長させていきたいと考えています。
また、現状のモデルはお客様からとてもご好評いただいているのですが、さらに機能をブラッシュアップさせたり、新たなライフルタイルに対応できるデザインを考えていきたいです」
「spice of a day」をブランドメッセージに掲げるAfternoon Tea LIVING。ブランドの根底にある「暮らしの中のちょっとしたスパイスやわくわく感を届けたい」という想いは、創業以来、今日まで大切に受け継がれてきた。暮らしを照らすアイテムのひとつとして、無重力シリーズもさらなる進化を遂げていくことだろう。

PROFILE

宮本 愛実(みやもと まなみ)

株式会社ICL 商品企画部バイヤー
バッグや傘等のカテゴリーを担当。
働く女性向けのファッショングッズ開発や、パタンナーとしての経験を生かし、今回の無重力バッグを開発。

Text by 奥山 りか

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