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ASICS SportStyle(アシックス スポーツスタイル) 「GEL-LYTE Ⅲ(ゲルライト スリー)」35周年のスペシャルプロジェクト第3弾が登場!
「ゲルライト スリー」を皮切りにスタートした、アシックス スポーツスタイルが誇るエポックメイキングなモデルを日本発信によってモダンに再生させるスペシャルプロジェクトのデザインクリエイターとして参画しているミタスニーカーズの国井栄之さん。
「ゲルライト スリー」の第3弾として登場するのが「ゲルライト スリー OG GTX “GORE-TEX”“黒豹”」だ。今回はどんなデザインテーマで作り上げたのか。このモデルに対する想い、そして開発秘話など、ご本人にお話を伺ってきた。
「ゲルライト スリー」の生みの親は職人気質のデザイナー
「ゲルライト スリー」は1990年に発表された軽量ランニングシューズ。今年35周年を迎えるにあたり、このスペシャルプロジェクトに参加したのが国井さんだ。まずどういった概要のシューズなのかを伺ってみた。
「この『ゲルライト スリー』は35年前に発売されたモデルで、デザイナーは『アシックス』で数々の名作を生み出してきた三ツ井滋之さん。一番の特徴は“スプリットタン”というタン部分が割れているディテールです。
これは走っている最中にタンがズレるのを防いだり、足の甲は血管が集中しているので、そこを圧迫しすぎないというシューズの構造自体を見直した画期的なデザインを落とし込んでいました。ソールユニットだけでなく、アッパーの構造自体にも新たなイノベーションを注入したモデルとなります」
これは走っている最中にタンがズレるのを防いだり、足の甲は血管が集中しているので、そこを圧迫しすぎないというシューズの構造自体を見直した画期的なデザインを落とし込んでいました。ソールユニットだけでなく、アッパーの構造自体にも新たなイノベーションを注入したモデルとなります」

国井さんと件の三ツ井さんは奇しくも同じ“しげゆき”という名前。その縁もあり、東京オリンピックの前年である2020年には、トゥ部分に日の丸が躍動する「ゲルライト スリー」で共演している。お世話になっているという三ツ井さんについて国井さんはこう語ってくれた。
「三ツ井さんが現役でバリバリデザインされていた時期はアスリートからフィードバックを受けて、その選手が望んでいるニーズをどういった構造にしたら満たせるか、といった機能までデザインしていた時代。
デザインもフリーハンドでされていた時代だし、色付けも絵の具を組み合わせて“この色にしたい”と決めていたそうです。現代みたいにAIでデザインを作り、パントーンでカラーコーディネートする……という感じではなく、すべてがアナログで作られていました。
「三ツ井さんが現役でバリバリデザインされていた時期はアスリートからフィードバックを受けて、その選手が望んでいるニーズをどういった構造にしたら満たせるか、といった機能までデザインしていた時代。
デザインもフリーハンドでされていた時代だし、色付けも絵の具を組み合わせて“この色にしたい”と決めていたそうです。現代みたいにAIでデザインを作り、パントーンでカラーコーディネートする……という感じではなく、すべてがアナログで作られていました。

今のように各セクションで分業化されるのではなく、すべてを一人で作っていたまさに職人的なデザイナーさんなので、お話しするといろいろと勉強になります。三ツ井さんから聞いて印象的だったのは、アスリートやその靴を履いた人が高揚感を覚えるような、デザイナーとしての遊び部分を常にどこかに入れていると聞いて、流石だなと思いました。
僕たちも靴屋としてシューズを売っている身として、試着のときのフィーリングは個々それぞれの感覚があるのだと感じます。アスリートのフィッティングは本当に研ぎ澄まされたもの。そのフィードバックを受けて、それを商品に反映させるのは本当にスゴイことですよね」
シューズ業界で確固たる地位を得ている国井さんの一言一言からも、三ツ井さんへのリスペクトが伝わってくる。「ゲルライト スリー」の生みの親はやはり只者ではないのだ。
僕たちも靴屋としてシューズを売っている身として、試着のときのフィーリングは個々それぞれの感覚があるのだと感じます。アスリートのフィッティングは本当に研ぎ澄まされたもの。そのフィードバックを受けて、それを商品に反映させるのは本当にスゴイことですよね」
シューズ業界で確固たる地位を得ている国井さんの一言一言からも、三ツ井さんへのリスペクトが伝わってくる。「ゲルライト スリー」の生みの親はやはり只者ではないのだ。
ファッションは“変化”、スポーツは“進化”の歴史がある
今回のスペシャルプロジェクト、実は「ゲル イエッティ HI」を含め、その大トリとなる。そのプロジェクトに参画したきっかけについて聞いてみた。「『アシックス』は元々、世界で認知されています。現在のY2Kトレンドの足元を牽引したのも同ブランドなのは周知のとおりです。そのなかでブランドがフォーカスされればされるほど、“このブランドといえばこのモデルだよね”みたいに一極集中化していきます。
良くも悪くもファッションで『アシックス』を履く人は常に新しいものを求める志向性があるがゆえに、ブランドが過去に生み出した名品が埋もれてしまうのはもったいない。ファッションは常に“変化”ですが、スポーツブランドは常に“進化”しています。その進化の過程の中でアーカイブに触れる機会がなかった世代に対して、このタイミングこそやるべきだと思ったのがきっかけです」

コロナ禍以降、世界的に無駄なものは作らない方向にシフトしつつある。今回のプロジェクトに参画したのは、売れているモデルの礎になったモデルもしっかり提案していきたいという国井さんの強い想いから生まれたものだったのだ。
今回のコラボモデルで「ゲルライト スリー」を選んだ理由に関しても国井さんはこう続ける。
「過去に『ミタスニーカーズ』として行った『ゲルライト スリー』のコラボレーションをアップデートして再構築したのが一連の流れになっています。ベースとなっているのは2020年に三ツ井さんとコラボさせていただいたモデルなのですが、実はフィッティングをさらに進化させています。
実際に履いてもらうことで機能を体感してもらいたいので、目に見えない部分こそ重要視しているのです。先ほども言ったようにスポーツブランドは常に“進化”だと思うので、その部分はしっかりチューニングしています」
長年「ゲルライト スリー」を履いている人からの評価もSNSの投稿で「#魔改造」とハッシュタグをつけられるほど、その足当たりや履き心地は別次元となっているとのこと。
今回のコラボモデルで「ゲルライト スリー」を選んだ理由に関しても国井さんはこう続ける。
「過去に『ミタスニーカーズ』として行った『ゲルライト スリー』のコラボレーションをアップデートして再構築したのが一連の流れになっています。ベースとなっているのは2020年に三ツ井さんとコラボさせていただいたモデルなのですが、実はフィッティングをさらに進化させています。
実際に履いてもらうことで機能を体感してもらいたいので、目に見えない部分こそ重要視しているのです。先ほども言ったようにスポーツブランドは常に“進化”だと思うので、その部分はしっかりチューニングしています」
長年「ゲルライト スリー」を履いている人からの評価もSNSの投稿で「#魔改造」とハッシュタグをつけられるほど、その足当たりや履き心地は別次元となっているとのこと。
35周年の“ティーザー”としての役割を果たしてほしい
今回の「ゲルライト スリー OG GTX “GORE-TEX”“黒豹”」は、モデル名どおり“GORE-TEX”が搭載されたのが最大の特徴だ。スポーツは“進化”と語る国井さんだから、この機能の進化は当然だろう。また“黒豹”がテーマともなっているが、そのテーマを選んだ理由についても聞いてみた。

「『ゲルライト スリー』の“3”はローマ数字にすると“Ⅲ”になります。それがネコ科の動物が引っかいたような爪痕に見えたので、黒豹にしました。レオパード柄も同色でかなり抑えめに配置されています。
また黒豹柄の面積が少ないので、それを強調させるようなカラータブをヒールに配置したのもポイントですね」
また黒豹柄の面積が少ないので、それを強調させるようなカラータブをヒールに配置したのもポイントですね」

最後に本作がどういう役割を果たしてほしいかについて伺ってみると、国井さんはこう答えてくれた。
「今年が『ゲルライト スリー』の35周年なので、そのティーザーになってくれればという想いはあります。『ゲルライト スリー』を知らなかった人、履いたことがない人は、いきなり“これが35周年で……”と言われても何も響かないと思います。
今、“ゲルライト”シリーズは、一部のコラボレーションモデルだけが展開されている現状です。スニーカーが好きな人には認知されているけど、そうではない人にもしっかり“予習”してもらいたいですね。基本ができなければ応用もできないので、そういった意味でオリジナルを踏襲しつつ、ライフスタイル向けにアップデートさせた本作で基本を作ってもらいたいですね」
今年の35周年に向けて、「ミタスニーカーズ」でもスペシャルモデルを画策中とのこと。その続報を待ちたいところだ。
「今年が『ゲルライト スリー』の35周年なので、そのティーザーになってくれればという想いはあります。『ゲルライト スリー』を知らなかった人、履いたことがない人は、いきなり“これが35周年で……”と言われても何も響かないと思います。
今、“ゲルライト”シリーズは、一部のコラボレーションモデルだけが展開されている現状です。スニーカーが好きな人には認知されているけど、そうではない人にもしっかり“予習”してもらいたいですね。基本ができなければ応用もできないので、そういった意味でオリジナルを踏襲しつつ、ライフスタイル向けにアップデートさせた本作で基本を作ってもらいたいですね」
今年の35周年に向けて、「ミタスニーカーズ」でもスペシャルモデルを画策中とのこと。その続報を待ちたいところだ。
PROFILE

国井 栄之(くにい しげゆき)
mita sneakers クリエイティブ ディレクター
東京の下町である上野から世界へ向けて独自のスニーカースタイルを提案するmita sneakersでクリエイティブ ディレクターを務める。数多くのブランドとのコラボモデルや別注モデルを手掛けるが、ニューバランス関連でのコラボや別注でもその手腕を発揮。現在は虎ノ門ヒルズにオープンしたショップ「Herringbone Footwear(ヘリンボーン フットウェア)」の外部ディレクターも務める。世界的プロジェクトから国内インラインのディレクションまで多岐にわたり、スニーカープロジェクトに携わるスニーカー業界の最重要人物。

mita sneakers
東京都台東区上野4-7-8 アメ横センタービル2F&1F路面店
TEL:03-3832-8346
営業時間
(平日)11:00~19:30、(土日・祝日)10:00~19:30
https://www.mita-sneakers.co.jp/
Photo by Hiroyuki“Lily”Suzuki(StudioLog)
Text by Yasuyuki Ushijima(NO-TECH)














