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抜群の安定感が愛され続けて25代! ブルックス「アドレナリン GTS 25」でケガなく走る

2025.12.04
1914年にアメリカで創業。110年以上の歴史を持つ老舗ランニングシューズブランド、BROOKS(ブルックス)。かつては野球用や、アメリカンフットボール用のスパイクなども手掛ける総合スポーツブランドだったが、2001年からランニングシューズの専門ブランドへと生まれ変わった。
アメリカのランニング専門店ではNo.1のシェアを誇るブルックスだが、そのアメリカで非常に人気が高いのが「Adrenaline GTS(アドレナリン GTS)」シリーズだ。
 1999年に初代モデルが登場した「アドレナリン GTS」は、「安定感がありつつも、柔軟で反応の良いシューズが欲しい」 というランニング専門店からの声をもとに開発され、ブルックスを代表するスタビリティモデルとして、多くのランナーに選ばれ続けている。シリーズ最新作「アドレナリン GTS 25」は、どんなシューズに進化したのだろうか。
「アドレナリン GTS 25」。画像のシルバーは、25代目を記念した限定カラー。22,000円(税込)
こちらは通常展開のカラー

アメリカで絶大な人気を誇るスタビリティモデル

ブルックスのランニングシューズと聞くと、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。おそらく、日本でもっとも認知度が高いのは「GHOST(ゴースト)」シリーズだろう。2008年に初代モデルが登場して以来、数々の業界賞を受賞し続けているロングセラー。日々のランニングを支える、いわゆるデイリートレーナーとして多くのランナーから支持されている。
22代続いている「Glycerin(グリセリン)」もよく知られているモデルのひとつ。そのバリエーションモデルである「GlycerinMAX(グリセリンマックス)」は、日本だけでなく中国や韓国でもヒットモデルとなっている。
 最新モデルが25代目となる「アドレナリン GTS」は、そんな「ゴースト」や「グリセリン」よりも長く続いているシリーズということになる。
 「アメリカには多くのランニング専門店があり、専門的な知識を持つスタッフが各ランナーに適したシューズ選びをサポートしてくれます。もともと、初代モデルがランニング専門店からの声をもとに開発されたこともあり、安定性に優れたアドレナリン GTSは、非常に人気が高いモデルです。
ランナーに支持されているのはもちろんですが、ウォーキングシューズとしても活用されています」と、ブルックスの日本における総合販売代理店を務めるアキレス株式会社の栗岩克明さん。
 安定性の高さは「アドレナリン GTS」シリーズの大きな特徴だ。「アドレナリン GTS 25」は、ブルックス独自のサポート機能、GuideRails(ガイドレール)テクノロジーを搭載。ミッドソールの内側と外側両方のサイドウォールが高く設計されており、オーバープロネーション(着地時に過度に踵が内側に倒れ込む挙動)を抑制しながら、着地から蹴り出しまでの自然で負担の少ない、理想的な動きをサポートしてくれる。
 「ボウリングでガターを防ぐバンパー(子どもが楽しみやすくするために設置される)がありますが、あれに近いイメージです。自由度は担保しながらケガに繋がる過度な動きを抑制し、前方へのスムーズな重心移動をサポートしてくれるのが、このガイドレールです」
足の動きをガイドしてくれるガイドレール テクノロジー。斜線部分がソフトな壁になってくれるイメージ。内側はアーチ部分もサポートしてくれる
耐久性に優れたアウトソールも嬉しいポイント。長く履き続けることができる

よりクッション性が高いシューズにアップデート

前作に引き続き、ミッドソールに採用されているのは、液化窒素ガスを混合して臨界発泡させた軽量でソフトなクッション素材、DNA LOFT v3(ディーエヌエーロフト v3)。従来素材と比較するとエネルギーリターンが大きいうえに、軽量かつ耐久性にも優れている。定番モデルの「ゴースト 17」にも採用されている、現在のブルックスを代表する素材のひとつだ。
 「ミッドソール素材の変更はありませんが、前作よりも前足部が3mm、踵部が1mm厚くなり、クッション性もエネルギーリターンも向上しています」
 「ゴースト」も「16」から「17」へのアップデートでは、同じように前足部が3mm、踵部が1mm厚くなり、踵部と前足部の高低差(ドロップ)が12mmから10mmに変更された。ソールの厚さ及びドロップの変更は「ゴースト」に追随しているわけだが、これは「アドレナリン GTS」が「ゴースト」のサポート性を高めたモデルという位置付けだからだろう。
前足部、踵部ともに前作よりも厚くなりクッション性が向上

アッパーのフィット感、踵周辺のホールド感も向上

アッパーには、通気性に優れたエンジニアードメッシュを採用。踵部にはフラットニットを使用し、快適なフィット感を実現しながら、足首のホールド力が強化された。足首周辺のパッドも増量され、全体的に快適性が向上している。また、ヒールタブが搭載されたことで、脱ぎ履きがしやすくなったのもポイントだ。
 「アドレナリン GTSがロングセラーになっており、特にアメリカのランニング専門店で高い人気を誇っている理由は、スタビリティモデルが特にビギナーランナーにとってはとても重要な存在であるからだと思います。脚力に不安のある方、ケガなくランニングを継続していきたい方には、ぜひ試していただきたいモデルですし、X脚やO脚の方にもおすすめしたいモデルになります」
エンジニアードメッシュ製のアッパー
足首周辺のフィット感はソフトで快適。踵もしっかりホールドされる
実際に「アドレナリン GTS 25」で走ってみると、非常に安定性に優れたモデルであることがすぐにわかる。着地時にブレることがなく、過度な沈み込みもない。着地から蹴り出しまでの動作が安定して行え、踵もしっかりとホールドされるので、足とシューズの一体感が感じられる。
 近年は、ソフトなライド感が特徴のハイクッションモデルや、弾むようなライド感が楽しめるハイバウンスモデルが人気だが、膝や股関節などの関節への負担をなるべく小さくして長い距離を走ろうとした際、スタビリティモデルは頼れる存在だ。「アドレナリン GTS 25」は、一昔前のスタビリティモデルにあったような硬さはないし、フィット感はとても快適だ。
 確かにハイクッションモデルやハイバウンスモデルと比較すると、走っているときの面白みには欠けるのだが、その真面目さこそがスタビリティモデルの魅力。足腰に不安のある人、脚力不足のビギナーランナーは、ぜひ「アドレナリン GTS 25」を試してみてほしい。
走っているときの安定感、安心感が最大の魅力。デザインはシンプルで日常使いもしやすい。ランニングだけでなくウォーキングにも適している

PROFILE

栗岩 克明(くりいわ かつあき)

アキレス株式会社 シューズビジネスユニット シューズ販売部 シューズ販売課

Text by Fumihito Kouzu

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