

Articles
20分の早歩きでハリと弾力がアップ? イプサが提案する“運動×肌”の新しい美容習慣
“運動している人の肌はきれい”。
今回は、肌のためにどのような運動が推奨されるのか、活動量が少ない人はスキンケアではどのようなアプローチをするとよいのか、イプサの商品開発担当の丸田寛子さんに話を聞いた。
PROFILE

丸田 寛子(まるた ひろこ)
株式会社イプサ 商品開発担当
身体活動量が多いと、肌のきめが整うことが明らかに
イプサは、生き生きとした肌や表情からあふれ出す“生命の美しさ”こそが、その人本来の美しさであり、肌の美しさは、生命力によって生み出されるものだと考えている。そうした考えのもと、イプサが着目したのが「運動と美肌の関係性」だ。

「当社の意識調査[2]では、約9割の人が『運動による肌への効果は密接に関わっていると思う』『運動は肌に何らかの効果をもたらしていると思う』と回答しています。しかし、実際にスポーツなどのハードな運動はなかなか継続が難しいかと思います」

「『身体活動量と肌状態に関する研究』では、日常生活における活動量が多いと、肌のキメの状態が良好であるとわかりました。2015年10月に行われたこの研究では、30代の一般消費者(主婦)を対象に、7日間の活動量が低い非活動群と活動量が高い活動群を比較しました。
同研究で比較した活動量は、主には窓ふき、床ふき、掃除機かけ、調理、皿洗い、洗濯ものを干す、化粧をする、シャワー、着替えなどの日常生活です。実は、掃除機かけはストレッチやピラティスよりも身体活動量が高いといわれています。デスクワークなどで活動量が少なくなりがちな方は、ぜひ日々の生活の中での活動量を意識してみるとよいかもしれません」
1日20分 早歩きと普通歩きの交互で美容因子が増える

身体活動量が多いと肌のキメの状態が良好になる要因は何なのだろうか。
「これまでは、活動によって血流が良くなることなどが考えられていますが、明確にはわかっていませんでした。
今回、運動によって骨格筋から分泌されるホルモンの総称であるマイオカインに着目。最新の研究では、マイオカインの一種であるGDF11が線維芽細胞(肌のハリ弾力を生み出す源)に影響し、肌のハリ弾力向上に関わる可能性が示されました。

マイオカインの一種であるGDF11は、中強度の運動でも増えることがわかっており、肌では線維芽細胞にあるレセプターがマイオカインを受け取ることで、線維芽細胞が増殖、活性化し、コラーゲン遺伝子の発現が促進されると考えられているのです。
スポーツのような高負荷の運動はハードルが高いですが、“早歩き3分+普通歩き3分”を交互に20分ほど行うことで、普段の運動習慣の有無にかかわらず、運動直後にマイオカイン(GDF11)の増加が確認されました。誰でも取り入れやすい習慣ですので、活動量が少ないと感じる方はぜひ意識してみてください」
こうしたマイオカインへの注目が高まるなか、イプサは特にGDF11に着目した研究を進めている。
「マイオカインは身体の様々な部位への効果が期待され、その中には、肌にも影響を与えることがわかってきています。
当社の研究では、マイオカイン(GDF11)がハリ弾力の源を生み出す線維芽細胞の増殖・活性化を促進することが判明しました。そこで、イプサではマイオカイン(GDF11)を効率的にキャッチするためのレセプターに着目し、研究開発をしています」
身体活動量を味方につけるには? スキンケアで気をつけたいポイント

活動量を生かして肌コンディションを整えたい人や活動量が少ない人は、スキンケアでどんなことに気をつけたらよいのだろうか。
「活動量を生かすには、GDF11をしっかり肌に届けることが重要です。そのために、まずマイオカイン(GDF11)を「循環」させる毛細血管を太くするアプローチに着目し、センダン科植物エキスが有効であることを発見しました。
また線維芽細胞のレセプターがGDF11をキャッチできるように、レセプターを増やすことも大切です。イプサではGDF11を受け取るレセプターの遺伝子発現を促す植物成分として、ウコギ科植物とセリ科植物が有効だと確認しています。
活動量に関わらず、このように、自身の中にある美肌へのポテンシャルを活かして、ハリ弾力のある肌に向けてお手入れすることや、肌の水分と油分のうるおいバランスを整えることは欠かせません。活動量が少ない人は血流が悪くなりやすいことも考えられるため、マッサージやストレッチを日常に取り入れるのもおすすめです。
また基本として、外での運動やスポーツをするときには、十分に紫外線対策をすることが大切です。外出前に日焼け止めを塗り、適宜塗り直すことをおすすめしています。汗を長時間放置するのも、乾燥や肌荒れにつながるので、きちんとふいたり運動後は洗い流すようにしましょう」
掃除機をかけるなどの日常生活内での活動や、早歩きと普通歩きを20分交互にすることでも肌に良い影響があると知ると、活動量を上げるモチベーションになる。中強度の活動量と適切なスキンケアを心がけ、キメが整ったハリ弾力肌を目指してみてはどうだろうか。
肌のキメが整うと、光をきれいに反射することで透明感やツヤ感もアップする。生き生きと活動することで、自身の持つ真の美しさを引き出してほしい。
[1]2015年10月実施試験。30代女性 17名:非活動群(活動量計で計測した、7日間の身体活動量が低い群)9名、活動群(活動量計で計測した、7日間の身体活動量が高い群)8名→非活動群と活動群で頬のきめの状態を比較。
[2]資生堂調べ 運動と肌に関する調査データ。 2021年8月WEB定量調査, 20~69歳女性, n=325 (日本、アメリカ、中国(上海エリア)、フランス、韓国、イギリス、ドイツ、タイ、イタリア)この調査結果のうち、イプサがビジネスを展開しているエリア(日本、中国、タイ)のデータを抽出しています。
Text by 継田 理恵(美容家/ライター)











.png?w=328&fm=webp)
