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「天ない」「GALS!」「ハニレモ」がバッグに! LeSportsac × りぼん70周年コレクションの舞台裏
『天使なんかじゃない』の翠と晃に憧れ、『GALS!』の蘭をお手本にして、放課後は『ハニーレモンソーダ』みたいな恋に胸を焦がす。90年代から2000年代、そして現在まで、何世代もの少女たちがページの中で恋をし、泣いて、笑って、大人になった。そんな少女漫画雑誌『りぼん』が今年、創刊70周年という大きな節目を迎える。
この記念すべきアニバーサリーイヤーに、ニューヨーク発のバッグブランド「LeSportsac(レスポートサック)」とのスペシャルなコラボレーションが実現した。
それぞれの魅力が重なり合ったコラボ商品は、どのようにして生まれたのだろうか。レスポートサックジャパンの坂本翔子さんに、企画の舞台裏とそこに込めた想いを聞いた。
PROFILE
坂本 翔子(さかもと しょうこ)
レスポートサックジャパン
マーケティング部 アシスタントマネジャー
あの名シーンが、LeSportsacに甦る

90年代を代表する『天使なんかじゃない』、2000年代のカルチャーを色濃く反映した『GALS!』、そして現在も連載が続く『ハニーレモンソーダ』――。『りぼん』の各時代を象徴する3つの名作が、レスポートサックのアイコニックなバッグやポーチになった。
デザイン性、機能性、そしてファンの心を掴む世界観、そのすべてが詰まったこのコラボレーションは、いかにして実現したのだろうか。
「昨年、レスポートサックはブランド誕生50周年という大きな節目を迎え、今年は次の50年に向けた新たなスタートの年と捉えています。そんなタイミングだからこそ、特別な取り組みを形にしたいという想いがあり、今回のコラボレーションが実現しました。
どの作品も世代を超えて多くの方に愛されてきた名作ですし、それぞれまったく異なる作風を持つ先生方の作品と一つのプロジェクトでご一緒できたのは、非常に貴重な機会です。『りぼん』70周年という節目があったからこそ実現できた、本当に光栄なコラボレーションだと思っています」

「私たちは『りぼん』から、たくさんのことを教えてもらいました。それは人それぞれ違うかもしれませんが、きっと誰にとっても、自分なりの学びや気づき、心に残るメッセージがあったのではないでしょうか。
このコレクションを通じて、そんな気持ちをもう一度思い出していただけたら、このバッグやポーチが、日々の生活の中で少しでも背中を押してくれる存在になれたらという願いを込めて、今回のコラボレーションを形にしました」

日常生活に溶け込む3作品の世界観
それぞれの作品の原画を大胆にレイアウトした今回のコレクションは、ファッション感覚で取り入れられるうえに、作品への愛もしっかりと表現でき、「推し活」とリアルライフを心地よいバランスでつないでくれるプロダクトになっている。「今回は原画を贅沢に使わせていただけることになったので、まず各作品の世界観をしっかりと表現することを大切にしました。そのうえで、できるだけ日常使いしやすいデザインに落とし込む点にもこだわっています。
『LARGE EMERALD TOTE』は、A4サイズやノートPCが収まる縦型トートです。表面には原画を大きく使い世界観を表現しつつ、裏面はロゴや柄をメインにしたシンプルなデザインにしました」



「また、大容量サイズの『LARGE 2 WAY TOTE』はリバーシブル仕様になっており、シーンに合わせて使い分けられるので、通勤や通学など普段の生活にも自然に取り入れていただけます。こだわったのは、「りぼん」の誌面を思わせる色使い。読者の方が見た瞬間に『懐かしい』と感じるような、あの頃のカラーリングを再現しました」

まさに、名シーンを詰め込んだコミック柄のデザインは、雑誌のページをめくっていたときのときめきそのものである。インクの風合いまで丁寧に再現されたディテールに、作り手の作品への深いリスペクトが宿る。
「どのシーンを選ぶかすごく悩んだのですが、『天使なんかじゃない』は晃と翠の恋愛模様に、『GALS!』は、持っているだけで元気になれるような、ポジティブな“ギャルマインド”が伝わるように意識して選んでいます。『ハニーレモンソーダ』は青春の甘酸っぱさが伝わるようなシーンにフォーカスしました」


そして、それぞれの作品の原画に合わせた柄やアクセントカラー、モチーフも重要なポイントとなっている。『天使なんかじゃない』にはギンガムチェック、『GALS!』にはレオパード柄、『ハニーレモンソーダ』にはドット柄を採用し、それぞれの世界観がレスポートサックのプロダクトと見事に調和している。

さらに、『WRISTLET POUCH W/CHARM』には、各作品を象徴するモチーフチャームがあしらわれている。「スドーザウルス」「ハイビスカス」「レモン」といった、ファンにはたまらないアイコンが添えられ、気持ちを高めてくれる。

細部まで技術とリスペクトが宿る、LeSportsacのコラボレーション
まさに“りぼん愛”が余すところなく表現されたアイテム展開であり、特にプリントの繊細な表現は、ファンもうなるほどの完成度だ。「特にこだわったのは、作品の美しい原画をどこまで忠実に、そして魅力的に再現できるかというプリント表現です。
原画をそのまま大胆に使ったアイテムも多く、『ハニーレモンソーダ』のような水彩タッチの繊細な表現は、どこまで細かく再現できるかが大きな挑戦でした。デザイナーや生産サイドが丁寧に調整してくれました」

「プリントは私たちが 得意とする技術の一つです。軽くて耐久性に優れたリップストップ生地に、インクジェットで丁寧にプリントを施し、繊細なタッチや色の重なりまで美しく再現しました。
このプリント技術は、レスポートサックが長い年月をかけて磨いてきたもの。だからこそ、原画の魅力を最大限に引き出せたと思っています」
これまでも数々のコラボレーションで、私たちにときめきを届けてきたレスポートサック。その姿勢はこれからも変わることはない。
「レスポートサックにとってコラボレーションは、単なる商品開発ではなく、ブランドとお客様の感情をつなぐ“共感の体験”だと捉えています。
私たちには軽さや耐久性といった機能面の強みがありますが、そこにパートナーのブランドや作品が持つ物語や感性が重なることで、その時にしか生まれない特別なプロダクトが生まれると信じています」

今回の『りぼん』とのコラボレーションも、まさにその想いを体現した取り組みである。作品に詰まった記憶や感情を、バッグという形で日常にそっと届けたい――そんな願いからこの企画は生まれた。
バッグは、単なる持ち物ではなく、毎日をともにするパートナーだ。だからこそ、手にした瞬間に感じる“ときめき”や“意外性”も大切にしたい。レスポートサックはこれからも、ものづくりを通して物語と感情をつなぐようなコラボレーションを発信し続けていくだろう。
今回のプロジェクトはその姿勢を象徴する、まさに愛に満ちたコラボレーションなのである。
Text by Tajimax















