

「ミタスニーカーズ」のディレクターである国井栄之さんが、毎週、独自の視点で気になるスニーカーをピックアップして率直な主観で語る動画「国井栄之のKICKS OF THE WEEK」との連動企画。
第12回は、革新的なテクノロジーを結集した、「MIZUNO(ミズノ)」のフラッグシップモデルとして位置付けられる「WAVE PROPHECY(ウエーブプロフェシー)」シリーズのライフスタイル向けモデル、「WAVE PROPHECY LS(ウエーブプロフェシーLS)」を紹介する。今回はなぜこのキックスを選んだのか、そしてこのモデルの魅力を国井さん本人に聞いた。
今回の「ウエーブプロフェシーLS」は販路限定モデル
2011年に「ミズノ」のランニングカテゴリーにおけるフラッグシップモデルとして登場した「ウエーブプロフェシー」シリーズ。今回紹介してくれたモデルの特徴を国井さんはこう語る。「今回のモデルは唯一無二の存在感を放つ“MIZUNO WAVE(ミズノウエーブ)”の進化系ソールユニット“INFINITY WAVE(インフィニティウエーブ)”を搭載した、『ウエーブプロフェシー』シリーズのライフスタイル向けモデルになります。


パフォーマンスシーンにおける機能性の追求から生まれたシルエットはそのままに、ファッションシーンでの使用に特化した素材やカラーリングを取り入れ、ハイテクな構造とデザイン性を高次元で融合させたプロダクトです。
今回は『ミズノ』の直営店と『ミタスニーカーズ』、そして僕が外部ディレクターを務める『ヘリンボーン フットウェア』そしてウィメンズウエアレーベル『CITYSHOP(シティショップ)』のみの展開となるリミテッドエディションとなっています。

ただ単純に、いろいろなショップに多くのカラーバリエーションを並べるよりも、ベースとなるカラーは多店舗で取り扱いながら、今回のようなシーズナル感の強いモデルについては流通販路を限定して販売するのが、最近の販売手法といえます」
アクセントカラーが絶妙な“いなたさ”を演出
今回、なぜ「ウエーブプロフェシーLS」をチョイスしたのかを聞いてみると、国井さんはこう答えてくれた。「『ミズノ』を知ったきっかけが、2023年に発売され瞬く間に完売した『WAVE PROPHECY MOC(ウエーブプロフェシーモック)』だった人が多いと思います。
ただ、『ウエーブプロフェシーモック』はクラシカルなモカシンシューズのアッパーに、『ミズノ』のソールユニットである『インフィニティウエーブ』をハイブリッドさせた、いわば“応用”モデルといえます。

応用モデルの良さをきちんと知ってもらうためにも、改めてこのタイミングで一番“ベーシック”なこのモデルを紹介したかったのです」
「ミズノ」の良さを知る国井さんだからこそ、フラッグシップモデルであるこの「ウエーブプロフェシー」シリーズをしってほしいという願いが込められたチョイスなのだ。
また、カラーリングに関しても国井さんはこう続ける。
「個人的には90年代後半によく使われていたカラーパレットだと思います。いい感じに、いなたくも見えて、いろいろな履き方ができそうですよね。

今までだとミニマムなモノトーンや“Y2K”っぽいシルバーアクセントのモデルが多かったなかで、蛍光っぽい差し色が入ってきたのが新鮮に映ると思います」
スポーツ用具を作ってきたブランドだからこその発想力
国井さんは「ウエーブプロフェシー」シリーズの魅力をどこに感じているだろうか。その質問に国井さんはこう答えてくれた。「『ミズノ』が他のスポーツブランドと一線を画すところは、元々さまざまなスポーツ用具を作ってきた会社だということ。
他のスポーツブランドは、スポーツシューズやウエアから作り始めたところがほとんどだと思いますが、『ミズノ』は跳び箱の踏み切り板や、パラリンピックでも使われるスポーツ用の義足板バネ(ブレード)なども作っています。

だからツーリングに使われる“インフィニティウエーブ”に関しても、スポーツ用具を作ってきたからこそ、成し得た構造でもあります。
各ブランドが同じ問題に向けて、ソールユニットを開発するのですが、『ミズノ』の答えには“らしさ”が感じられるのが面白いところですね」
履き心地に関しても国井さんはこう続ける。
「この見た目に相反してかなり軽量です。今の主流になっているフォームにさまざまなテクノロジーを搭載したスニーカーだと、履いた瞬間柔らかい感じがするのですが、このソールユニットに関しては、適度なバネが心地よく、長時間履いても疲れないです。長く履けば履くほど、このソールユニットの良さが実感できると思います」

シューズマスターでもある国井さんがここまでベタ褒めするのは珍しい。そんな国井さんが“噛めば噛むほど味が出る”と評価した「ウエーブプロフェシーLS」。まだ体感したことない人は、ぜひこの機会に試してみてほしい。
PROFILE

国井 栄之(くにい しげゆき)
mita sneakers ディレクター
東京の下町である上野から世界へ向けて独自のスニーカースタイルを提案するmita sneakersでディレクターを務める。数多くのブランドとのコラボモデルや別注モデルを手掛け、その手腕を発揮。現在は虎ノ門ヒルズにオープンしたショップ「Herringbone Footwear(ヘリンボーン フットウェア)」の外部ディレクターも務める。世界的プロジェクトから国内インラインのディレクションまで多岐にわたり、スニーカープロジェクトに携わるスニーカー業界の最重要人物。

mita sneakers
東京都台東区上野4-7-8 アメ横センタービル1F路面店TEL:03-3832-8346 営業時間(平日)11:00~19:30、(土日・祝日)10:00~19:30
Photo by Hiroyuki“Lily”Suzuki(StudioLog)
Text by Yasuyuki Ushijima(NO-TECH)
Original Movie


















