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ナイキ ランニング メディア キャンプ 2024が開催!  最新テクノロジーを体験してわかったこと

2024.12.13
2017年にナイキがカーボンプレートを搭載した厚底シューズをリリースし、ランニングシューズシーンに正真正銘の革命を起こした。以来、ランニングシーンをリードし続けているのはランナーならご存知の通り。世界レベルのマラソン大会ではトップアスリートたちが着用し、日本では箱根駅伝に出場する多くのランナーがナイキをチョイスしている。
今夏のパリ五輪ではシファン・ハッサン選手がナイキのシューズとともにマラソンで金メダル、5000mと10000mで銅メダルを獲得するという偉業を成し遂げた。
 
そんなナイキのランニングシューズを体感し、テクノロジーを深く理解するためのイベント、「NIKE RUNNING MEDIA CAMP 2024(ナイキ ランニング メディア キャンプ 2024)」の模様をレポートする。

大学のトップ選手たちはどのようにシューズを履き分けているのか

プロダクトプレゼンテーションからスタートした、ナイキ ランニング メディア キャンプ 2024。今回のキャンプのゲストである、名城大学女子駅伝部から米田勝朗監督、主将の谷本七星選手、米澤奈々香選手、東洋大学陸上競技部長距離部門から酒井俊幸監督、主将の梅崎 蓮選手、石田洸介選手も登場した。
今回のナイキ ランニング メディア キャンプのゲスト。左から名城大学女子駅伝部の米田勝朗監督、米澤奈々香選手、谷本七星選手、東洋大学陸上競技部長距離部門の梅崎 蓮選手、石田洸介選手、酒井俊幸監督
EKIDEN PACKを含むナイキの最新ランニングシューズの機能とともに、各選手がどのようにトレーニングでシューズを履き分けているかが紹介された。以下がその詳細だ。
 
・谷本七星選手/ジョグ:ペガサス・ペガサス プラス、集団走・速いジョグ:ペガサス・ペガサス プラス、ペース走:アルファフライ、スピード練習:ドラゴンフライ(トラックシーズン)・アルファフライ(駅伝シーズン)、レース:アルファフライ
 
・米澤奈々香選手/ジョグ:ペガサス、集団走・速いジョグ:ペガサス、ペース走:ヴェイパーフライ、スピード練習:ドラゴンフライ(トラックシーズン)・ヴェイパーフライ(駅伝シーズン)、レース:ヴェイパーフライ
 
・梅崎 蓮選手/ジョグ:ペガサス、集団走・速いジョグ:ペガサス プラス、ペース走:ストリークフライ、スピード練習:ストリークフライ・アルファフライ、レース:アルファフライ
 
・石田洸介選手/ジョグ:ボメロ、集団走・速いジョグ:ペガサス プラス・ズームフライ、ペース走:ヴェイパーフライ、スピード練習:ヴァイパーフライ・ペガサス プラス、レース:アルファフライ
 
それぞれの練習についての概要を谷本選手が次のように説明してくれた。
「ジョグは走る基礎となる練習。練習の7、8割がジョグになります。もう少しスピードを上げて集団で走るのが集団走。速いジョグというのは、少しレース寄りのペースで行うジョグです。
集団走よりももう一段階スピードが上がるのがペース走。レースに近いイメージを持って、それなりに長い距離を速いペースで走ります。スピード練習は自分のスピードの上限を上げるイメージで行うもので、200m、400m、800m、1000mといった距離を走ります」
 
また、それぞれのシューズにどのような印象を持っているのかも教えてくれた。
 
「ジョグではクッション性と安定性のあるペガサスと、ペガサス プラスを履き分けています。より実践的な練習であるペース走のときは、フォームもレースに近いものになるので、アルファフライを履いています」(谷本選手)
 
「ジョグではロード、トラック、人工芝を走るのですが、ケガの予防のためにクッション性のあるペガサスを履いています。ペガサスは反発力もあって、少し速いペースにも対応できるので、集団走でもペガサスを使っています。私はアルファフライよりもヴェイパーフライの方が自分にフィットする感じがするので、ヴェイパーフライをレースシューズにしています」(米澤選手)
 
「ジョグで使っているペガサスはクッション性がありながら、脚作りもできるシューズ。速いジョグで履くペガサス プラスは、レスポンスがいいのが魅力です。スピード練習での使い分けは、それほど強度が高くなければストリークフライ、強度が高いときにはアルファフライを履いています」(梅崎選手)
 
「基礎となる練習のジョグはなるべく快適に行いたいので、クッション性に優れたボメロを履いています。速いジョグでズームフライを履くのは、プレートの入った厚底シューズに体を慣らすという目的があります。ペガサス プラスは汎用性が高くスピードも出せるシューズで、1000mのインターバルをキロ3分ペースぐらいで行うときにも使えるシューズだと思います」(石田選手)
 
また、東洋大学の酒井監督は、基本的にシューズ選びは各自に任せているものの、トレーニング中にフォームの不安定さが見られた場合は、別のシューズを試してみてはどうかと提案することもあるそうだ。
「器用ではないからこそ、練習内容によってシューズを履き分けている」と語る石田選手。箱根では「4年生の役割を果たして悔いなく終わりたい」とのこと
箱根では7区、9区、2区を走ってきた梅崎選手。次の箱根では「山以外ならどこでも走れる準備をしているので、しっかりと任された区間を走りたい」そうだ
東洋大学の選手たちが履いていたのは箱根のレースシューズになるであろうEKIDEN PACKのナイキ アルファフライ 3
選手たちがレスポンスの良さ、汎用性の高さを評価していたナイキ ペガサス プラス

豪華なペーサーとのランニングセッション

競技場を利用したランニングセッションでは、まず名城大学が実際に行っているウォーミングアップと、東洋大学が実際に行っている動き作りのドリルを体験。体の準備が整った頃に、トラックを2周する800m走へ。800m走は目標タイムごとに3組に分かれ、ペーサーは名城大学と東洋大学の4選手が務めてくれた(豪華!)。
1周目はペーサーについて走り、2周目はフリーになるスタイル(もちろんペーサーについていってもいい)。筆者は1キロ4分ペースを選択し、3分ちょっとでゴールした。
 
800m走で着用したのはEKIDEN PACKカラーの「ナイキ アルファフライ 3」。トラックを「ナイキ アルファフライ 3」で走ったのは初めての体験だったのだが、やはり反発力が凄く、よく跳ねる。スピードが出しやすいシューズなのは間違いない。
あとはどれだけこのシューズを長くコントロールし続けられる脚力と体力を養うかというのが、レースで好タイムを出すカギなのだろう(男子マラソン、女子マラソンともに現在の世界記録はナイキ アルファフライ 3を履いた選手が出している)。
陸上競技場で行われたランニングセッション
ウォーミングアップをリードして、ペーサーも務めてくれた谷本選手(左)と米澤選手(右)
800m走でタイムを読み上げてくださった米田監督

キャンプ2日目は名城大、東洋大の選手たちとのミニ駅伝

メディア キャンプの2日目はミニ駅伝。前日の800m走のタイムを元に、6つのチーム(1チーム4人編成)に分けられた。1周約300mのコースをチームで20周する駅伝で、区間配置やそれぞれが何周するかはチームに委ねられた(1人最低3周、名城大・東洋大の選手はマックス4周)。
筆者のチームには選手がおらず、それぞれが満遍なく走る方針に。筆者は1区で6周走ることになった。選手をアンカーに置くチームが多いと思われたが、東洋大学の石田洸介選手がまさかの1区。「一緒に走れるのは記念になる!」なんて思っていたが、スタート10秒で石田選手の背中ははるか彼方に(笑)。
序盤は抑えめに走ろうと思っていたのに、ハイペースで入ってしまっていた筆者は、5周目の終盤でバテてしまいかなりきつい状態に。それが目に留まったのか、東洋大学・酒井監督から「まだ、いける!」と声をかけていただいた! 最後まで踏ん張れたのは監督のお声がけと襷のおかげ。ほんの少し駅伝を走る選手の気持ちがわかったかもしれない。
ランナーに声をかける酒井監督。駅伝時に監督車から声をかけてもらう選手の気分が味わえた
完全に前半がオーバーペースだった筆者。駅伝は楽しかったけれど、きつかった(笑)

Text by Fumihito Kouzu

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