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トレーニングで人生が変わった、ゆりやんレトリィバァがブランド「YURYUR(ユーユー)」に込めた思いとは

2025.10.20
ロサンゼルスに拠点を移したお笑い芸人のゆりやんレトリィバァさんが、自身がディレクションするアパレルブランド「YURYUR(ユーユー)」第2弾コレクションの発売に合わせ、日本に一時帰国した。そのタイミングで、彼女がトレーニングを通じて伝えたい思いやブランドに込めたメッセージを伺った。

PROFILE

ゆりやんレトリィバァ

お笑い芸人だけでなく、俳優や歌手としても活動の幅を広げ、アパレルブランド「YURYUR」のディレクションも手がける。初監督映画『禍禍女』が2026年公開予定。

ダイエット企画から始まったトレーニング

──ゆりやんさんがトレーニングを始めたきっかけを教えてください。
もともとは食べすぎで、当時はかなり太っていました。だからテレビ番組のダイエット企画に呼ばれることが多くて、何回も出演していて。もちろん番組期間中は痩せるんですよ。
でも、そんな生活って一生続けられるものではないから、結局痩せてはリバウンドするというのを繰り返していて。「もうダイエット番組はやりたくない! 怖い! やめたい!」と強く思っていました。
そんなときに、またダイエット企画のオファーが届いたんです。ただ、それまでの極端なダイエット法を試すような企画と違って、運動ときちんとした食事で、3ヶ月かけて、どれだけ人が変われるかといった内容だったんです。
今までの企画とは違うと分かったので、「じゃあ最後に一度だけ挑戦してみよう」と思い、出演を決めました。その番組で出会ったのが、プロトレーナーの岡部友さんです。
──女性専用のフィットネスジムを運営されているカリスマトレーナーですね。
そうです。彼女に出会って、「今までと全然違う!」って思いました。
──そこからトレーニングにガッツリハマったということですか?
いえいえ! だって結局はテレビの企画じゃないですか。だから番組が終わるときに「また来ますね」と言いながらも、そのまま行かなくなってしまったんです(笑)。だけど収録から半年ぐらい経ったときかな。ある日、鏡に映った自分を見て「私、何してるんやろう」って思ったんです。ただただ自堕落で、太っていて、何になりたいという目標もないし、未来が見えへんなって感じの姿。そこで「もうええわ! こんなに太っているのも飽きたわ!」となって、(岡部)友さんに「やっぱり行きたいです!」って連絡したんです。

「自分の未来を広げる」トレーニング

──実際にトレーニングを始めて、いかがでしたか。
まず、友さんに出会えたことが本当に良かったですね。女性や芸人の中にもフィットネスをしている人ってたくさんいらっしゃいますけど、それまでの私にとっては、自分とは全然違う世界の人だと思っていました。
だけど改めて友さんのところに行ったときに「フィットネスをやる新たな自分になってみよう」「ナイキが好きなら、ナイキと仕事ができるように頑張ろうよ」って言ってくださって。
自分が始めるまでは、トレーニングって特別な人しかできないものだと思っていたし、自分がトレーニングをするような人間だとは思っていなかったんですけど、友さんのおかげで、自分の限界を超えていく気持ちでトレーニングに取り組むことができたんです。

トレーニングで自分の可能性が広がった

──YURYURでも身体づくりは、「“誰かのため”じゃなくて、自分の未来を広げるための選択肢である」ことをメッセージとして掲げていますよね。
だって、本当にそうなんですよ! 私、何もかも変わったんです! ナイキさんともお仕事させてもらえたし、YURYURにも携われたし、映画監督の仕事もさせてもらって、アメリカにも引っ越せた。今、めっちゃ思っているのが、あのまま不健康な生活を送っていたら、自分の人生も、芸人生活も頭打ちだったなってこと。
人間としての生活が変わって、健康な身体にしてもらって、いろいろな可能性を広げていただいたと思っています。「これが変わった!」って、一言では言えないほど、たくさんのものを得られました。
「ふっぅにふっぅのTシャツ」7,590円(税込)

ボディポジティブの誤解に気づいた

──ゆりやんさんといえば、ボディポジティブなイメージもありますよね。
これは私も勘違いしていたんです。いわゆるボディポジティブって「太っててもいいんです、私はこうなんで!」という印象がありますよね。でも、友さんと運動をしていて思ったのが、ありのままの自分を愛するというのは、自堕落な生活をしながら「私はこれです!」っていうことではないということ。
自分が今持っているカード、自分の身体をどれだけ健康的にできるかに心を配って、自分を大事にして、大事にして、やり切ったうえで「これが私です! 最高でしょ!」っていうのが、本当のボディポジティブなんじゃないかな。今思えば、昔の自分はただ開き直っていただけだったと感じます。

ロサンゼルスで感じた自由なトレーニング文化

──現在はロサンゼルスを拠点にされていますが、日本とアメリカのトレーニング文化の違いは感じますか。
それはもちろん感じます。日本はトレーニングしている人は多いけど、街中でスパッツだけで歩いていると、「あれ? 履き忘れてないですか?」と声をかけられることもあるんです(笑)。
でもロサンゼルスだと街中でもスパッツだけの人も多いし、なんなら上裸の人もいるし、トレーニングウエアでも自由なスタイルで楽しんでいるんですよね。私もロサンゼルスにいるときは堂々とスパッツとスポブラで歩いているし、なんなら東京でもそのスタイルでジムまで行ったりしています。スポブラとスパッツで歩くのって、本当に気持ちいいんですよ!

YURYURが生まれた理由

──ゆりやんさんのブランド「YURYUR」は、そんな思いから誕生したのですね。
トレーニングを始めて何年か経って、自分の中でこういうトレーニングウエアがあったらいいなという思いが湧いてきたんです。
最初に欲しいと思ったのが“Tバック”! トレーニングのときにスパッツをはくんですが、パンツのラインが出るのが嫌だな、お尻のラインをきれいに見せたいなと思って、Tバックを好んではいていたんです。でもTバックって、なんで前の面積がめっちゃ小さいの? なんでウエスト部分が硬いの? って、ずっとはきにくいな〜って思ってて。
そんなことを事務所の方に話したら、「じゃあ自分でトレーニングウエアを作ってみたら?」ということになったんです。
──今回の第2弾をユニセックスのカジュアルウエアにしたのはなぜでしょう?
第1弾はレディースのトレーニングウエアだったんですが、「男性やトレーニングをしていない人でも着られるTシャツとかがあったらいいな」というお声をいただいたのがきっかけです。そこで展開の幅を広げて、帽子やタオルなども発売することにしました。今回のコレクションは、より多くの人に楽しんでもらえるラインナップになっています。
芸能人がパパラッチされるときにかぶっていそうなキャップをイメージ。「芸能人キャップ」6,930円(税込)
──YURYURで特にこだわっているところを教えてください。
着心地や触り心地には、とてもこだわりました! 私、生地の見本というのを初めて見たんですけど、触ってみると、全部の素材が本当に気持ちいいんです! で、迷った挙げ句「これにします!」ってお願いしたんですが、サンプルが出来上がってきたら……触った感じと着た感じって、全然違うんだなと実感しました(笑)。
たとえば手触りはいいんだけど、汗をかいたときにこの素材だと脱ぎにくいなとかいろいろ気になるところがあって。だから周りの人にも意見を聞いて、自分が持っているウエアを触ってもらい、その肌触りに近づけてもらうようお願いしました。何度も何度もやり直したほど、着心地には本当に力を入れました!
バッククロス設計のブラトップ「フゥブラ」6,490円(税込)
お気に入りのウエアや、着心地のよいウエアだと、トレーニングへのモチベーションも高まるものです。そんなトレーニングの可能性をたくさんの人とシェアしたい! と思って、YURYURも気持ちを高められるようなデザインを心がけています。
他人の視線を気にするのではなく、自分の未来を広げるために、自分らしいウエアでトレーニングに励みましょう!
自分を大切にすることから始まる本当のボディポジティブというゆりやんさんの思いが込められたYURYURは、トレーニングで人生を変えた彼女のように、着る人の明日をポジティブに変えていくはずだ。

Text by Junko Hayashida

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