落ち着いた色合いでシンプルなデザインが多くみられるメンズコスメの中で、そのカラフルなパッケージデザインから突出した存在感を放つコスメブランド「
BOTCHAN(ボッチャン)」。
このブランドを手掛ける、株式会社アンド・コスメの加登兄妹の家業は墓石メーカーだという。まったくの異業種であるメンズコスメ業界にチャレンジした理由や、コスメを通して伝えたい想いを専務取締役 加登愛子さんに伺った。
墓石メーカーがコスメ業界に参入したワケ
7~8年前の日本のコスメ業界におけるメンズコスメ市場は今ほどの規模はなく、カテゴリとしてはおもにシャンプーやトリートメントなどの毛髪・頭皮ケアや、ワックスやスプレーなどのスタイリング剤が多くを占める状況だった。しかし、こうした市場に異業種として参入し、メンズの素肌を意識したスキンケアコスメを提供するというのが、アンド・コスメの手掛けるBOTCHANのコンセプトだ。「BOTCHANは2016年に兄と共に立ち上げたプロジェクトです。家業は古くからの風習や慣習が今 も色濃く残る霊園や墓石などを扱う業界でしたので、そういった慣習にとらわれず、自分たちのやりたいことが前面に出せる新規事業を始めたいと思い立ったのがスタートのきっかけでした。
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