まつ毛美容液のパイオニアである『
スカルプD まつ毛美容液』。メーカーの
アンファー社は、薬用スカルプシャンプーや発毛剤で広く知られているが、まつ毛美容液においても確固たる支持を獲得している。
今回は、多くの人気を集めるまつ毛美容液の開発秘話や選び方について、スカルプDアイケアブランド部の宇田川さん、種﨑さんに話を伺った。さらに、iPS細胞培養上清液を配合し、目周りのエイジングケアも可能にした新製品についても詳しく取材した。
スカルプDからまつ毛美容液が発売されたのは、2012年。当時のまつ毛美容液市場はどのような状況だったのでしょうか。
宇田川スカルプDがまつ毛美容液を発売した当時、市場にはすでに複数の類似製品が存在していました。
しかし、市場規模は小さく、販路も限定的でした。また、主力商品の多くはトリートメントマスカラやマスカラ下地の形状で、まつ毛の育毛やケアを目的としたものではなく、保湿やコーティングによる見た目の印象改善が主な効果でした。
まつ毛を実際に伸ばす効果のある医薬品は存在していましたが、色素沈着やかゆみ、刺激などの副作用が課題となっていました。