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2024.06.10

世界約80カ国で爆売れ中! 資生堂メンの“黒アルティミューン”の実力は本物か?

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これほど売れた「メンズ用美容液」が存在しただろうか? 
メンズ用コスメの売れ筋といえば、洗顔料や化粧水、乳液といったベーシックなものばかりのため、美容液は比較的なじみが薄いアイテムだ。にもかかわらず、「SHISEIDO MEN(資生堂メン)」が2021年にリリースした「アルティミューン パワライジング コンセントレート」は世界的なヒット作となった。アメリカや中国、ヨーロッパなど約80カ国で展開され、その売れ行きたるや、発売初年度から二桁成長を続けている。
その圧倒的な人気の理由と実力を探るべく、SHISEIDO MENのPRを担当する櫻井麻耶さんに話を伺った。
PROFILE|プロフィール
櫻井 麻耶(さくらい まや)
櫻井 麻耶(さくらい まや)

資生堂 グローバルブランドユニット メンズプロジェクト
資生堂に入社後、国内のドラッグストアでの営業を経て、2023年からSHISEIDO MENのPRを担当する。

長年にわたる男性肌の研究を開発に反映

まずは、SHISEIDO MENというブランドについて教えてください。
資生堂が展開するグローバルプレステージブランドのメンズラインです。男性の肌のバリア機能に注目したスキンケアラインは、2003年にイタリアとドイツでデビューしました。翌年、日本にも導入され、以来高級メンズコスメシーンを牽引してきました。
ブランドの強みは何でしょう?
男性の肌を熟知している点です。資生堂は創業以来、100年以上にわたって男性の皮膚生理や嗜好について研究を続け、男性の肌悩みを引き起こす弱点を解明することに成功しました。
SHISEIDO MENは洗顔料から化粧水、美容液まで揃うメンズコスメの総合ブランドですが、どのアイテムにもその知見が生かされています。
「男性の肌悩みを引き起こす弱点」とはどんなものですか?
資生堂は、長年にわたり男性の年代ごとの皮膚生理や嗜好性について研究した成果として、男性の肌は女性よりも弱いことを発見しました。当社の研究知見では、男性と女性の肌に先天的(皮膚生理の差など)と後天的(髭剃りやスキンケア習慣の違いなど)影響によって違いがあることがわかっています。
具体的には、過剰な皮脂、乾燥、肌荒れに代表される、男性の肌悩みを引き起こす3つの弱点(ディフェンス、バランス、リカバリー)を解明しました。SHISEIDO MENはこの知見を応用し、男性の肌を健やかに保ち、生命感あふれるしなやかな肌を引き出す高品質・高機能な商品を展開しています。
今回ご紹介する「アルティミューン パワライジング コンセントレート」は、男性の肌悩みを引き起こす3つの弱点をベースに開発にいたった美容液です。
「アルティミューン パワライジング コンセントレート」30ml 8,250円(税込)
「アルティミューン パワライジング コンセントレート」30ml 8,250円(税込)
配合されている成分について教えてください。
先ほど申し上げた男性の肌悩みを引き起こす3つの弱点に着目し、「トリプルツバキGLエキス」[1]配合のテクノロジーを搭載、明るく、生き生きとした健やかな印象へ導く美容液です。
乾燥による小ジワを目立たなくしながら、きめを整えて、明るいなめらかな肌へと導きます。
ベースとなったエイジング美容液があったそうですね。
2014年に初代が発売された「アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲn」というエイジングケア用美容液で、およそ252ものコスメアワードを獲得[2]したベストセラーアイテムです。
ちなみに赤い見た目から赤アルティミューンの愛称で親しまれており、今回ご紹介するメンズ用は黒アルティミューンと呼ばれていることもあります。
名だたるコスメアワードを総なめにした「アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲn」50ml 13,200円(税込)
名だたるコスメアワードを総なめにした「アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲn」50ml 13,200円(税込)
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