乾燥が気になるこの季節、肌荒れ予防のために低刺激タイプのクリームやローションを使用している人は多いはずだ。
しその葉エキスを配合した「
ユースキン シソラ」は、そんな敏感肌の人のために作られたスキンケアライン。
今回は、
ユースキン製薬株式会社で代表取締役社長を務める野渡毅之氏とともに、ブランドの歴史を振り返りながら、しそが持つ力を紐解いていこう。
PROFILE|プロフィール
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野渡 毅之(のわたり たけゆき)
ユースキン製薬株式会社 代表取締役社長
祖父の野渡良清が前身の瑞穂化学工業株式会社を設立。3代目社長として2024年現職に就任。
現社長のアトピー性皮膚炎がきっかけで誕生
ユースキンの歴史はカスタマーの声とともにある。ある日、野渡氏の祖父が営んでいた薬局を、手荒れに悩む女性が訪れた。そこで既存の商品を勧めたところ「これは良いけどベタつくのよね」とがっかりして帰られたことがきっかけとなり、「手荒れに良く効きベタつかないクリームをつくりたい」と、1957年ユースキンは誕生した。
「ビタミンB2の色である黄色のクリームというのは当時は珍しく、dl-カンフルの独特の匂いもあったため、こんなの売れるはずがないと言われていたそうです」
薬局へ説明のために足を運んだり、地道なサンプリングを続けたりすることで、その良さが評判となり、徐々に認知が広がっていった。今では多くの薬局にも置かれていることを考えると、ユーザーの求めているものにいかに合致していたかがわかる。