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2024.06.10

漁師アイテムからタウンユースへ:ギョサンの新しい可能性

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ギョサン好きによるさまざまなギョサンを集めたオンラインストア「ぎょさんネット」。ギョサンといえば、漁師の方々が使用する印象もあるが、近年はさまざまなバリエーションが増え、タウンユースとしても愛用されるケースが増えてきているそうだ。
「ぎょさんネット」店長の麻生さんはギョサンに魅了され、以降多種多様なギョサンを販売するサイトを立ち上げた。私たちはギョサンの魅力をどこまで知っているだろうか。改めて教えていただいた。
PROFILE|プロフィール
麻生 成利�(あそう なるとし)
麻生 成利(あそう なるとし)

ぎょさんネット 店長

ギョサンに魅了されるまで

はじめに、ギョサンの歴史について教えてください。いつ頃から漁師以外の方にも愛されるようになったのでしょうか。
もともとギョサンは、1960年代後半にPVC樹脂を使った一体成型サンダルとして奈良県などを中心に製造されるようになりました。70年代に小笠原諸島で販売されるようになると、「丈夫で長持ちする上にスベらない」ことが評判となり、島民に愛されるようになったといいます。
この時に漁協で売っていたこと、漁業従事者がよく履いていたことなどから、略して「漁サン」と呼ばれるようになったようです。
その後、ダイビングで小笠原を訪れるダイバーの皆さまが、機能性の高さや値段の安さなどを気に入り愛用を始め、またお土産に買って帰ったりして徐々に全国的に広まっていきました。
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