3Dデジタル技術を活用することで、データを基にしたシルエットの良さや着心地を実現し、商品開発の効率化やサンプル削減の面でも貢献しているとのことだ。
このような最先端の技術が話題になることは多いが、具体的に何ができ、どのようなメリットがあるのか、疑問に感じている読者も少なからずいるのではないだろうか。
そこで今回は、株式会社ライトオンの飯合 賢太郎さんと、モリリン株式会社の松下 慶次郎さんに、3Dデジタル技術活用の背景や活用のメリット、今後の展望について話を伺った。
PROFILE|プロフィール

飯合 賢太郎(めしあい けんたろう)
株式会社ライトオン 商品統括部 商品企画部 メンズ企画チーム企画兼バイヤー
青山学院大学を卒業後、2014年株式会社ライトオンに入社。店舗での販売を経験後、本部商品部へ。ナショナルブランドの別注や雑貨のバイイングを担当し、現在はプライベートブランドであるBACK NUMBER(バックナンバー)の企画・バイヤーを務めている。
PROFILE|プロフィール

松下 慶次郎(まつした けいじろう)
モリリン株式会社 ライフイノベーショングループ2部1課
2017年モリリン株式会社に入社。ボトムスを中心としたOEM/ODMの営業。2022年よりM3 LABO®チームが発足され、3D CADを活用した営業も行う。
「企業視点」での効率化だけでなく「顧客視点」での商品開発を実施
モリリン株式会社は、2023年3月に、デジタルデータに基づいた企画、生産、素材、販売促進の提案を総合的に行う研究チームとして「M3 LABO®」 を発足した。M3 LABO®では、3D CADと3Dアバターを活用し、「多様な活用方法の提案(Matching)」「素材の提案(Material)」「動作の検証(Motion)」を提供している。