サステナブルアウトレットモールであるSMASELLが運営している古着回収BOXとは、どのようなものなのか。同社の執行役員CMOである藤本 恵子さんに回収BOXサービス立ち上げの背景やSMASELLのサスティナブルな取り組みについて話を聞いた。
PROFILE|プロフィール
藤本 恵子
株式会社ウィファブリック / 執行役員CMO
デジタル業界にてマーケティング・プランニング・ディレクターリーダーとしてデジタルを通した企画提案を行い、多業種に渡るクライアントの課題解決に向けて従事。
その後、現職の株式会社ウィファブリックにてマーケティング兼広報を担い、ブランディングの企画・実行からオウンドメディアやSNS運用、広報活動まで多岐にわたって企業のグロースに向けて取り組む。グロービス経営大学院にて経営学修士号(MBA)取得。
サステナブルアウトレットモール
まずは、設立背景について教えてください。
弊社は元々、世界で年間に廃棄されている228億着の衣類を救いたいという思いから創業しました。代表の福屋が繊維業界で働いていたときに、大量の衣服が廃棄されているというニュースを見て、日常の業務で自身も関わっていることに気付き、その深刻な環境問題をなんとかしたいという思いから2015年に起業しました。当時は世界的にSDGsへの取り組みが始まる前でサスティナブルという概念自体もまだあまり浸透していなかったため、それを意識して起業したわけではありません。しかし、自社だけでは深刻な環境問題を解決できないと感じ、アパレルメーカーと消費者とのマッチングサービスを立ち上げることで、深刻な環境問題についてインパクトのあるメッセージを人々に届けられると考えました。