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alk phenix(アルク フェニックス)」のalkは“歩く“という意味。歩くといってもウォーキングをするための服というわけではなく、この場合の“歩く”は日常生活のことを意味する。“日常的冒険”というキーワードで日常生活を快適に過ごすための服作りをしているブランドだ。
今回はalk phenixのデザイナーの川久保陽介さんにその計算され尽くされたデザインワークについてお話を伺った。
1952年からある日本のスキーウエアブランド「PHENIX(フェニックス)」がルーツ
alk phenixはいつどのようにはじまって、どんな背景があるのか、順立ててお話しいただこう。「alk phenixは2015年にできたブランドなのですが一度休止して、2022年にリスタートしています。私もそのタイミングでalk phenixのデザインを担当するようになりました。
1952年からある日本のスキーウエアのブランド「PHENIX(フェニックス)」の流れを汲んでいるブランドです。私ももともとスキーウエアのデザインに携わってきた経験がありまして、PHENIXのデザインも手がけているのですが、スキーウエアは一般的な洋服をデザインするのとはまた作り方が別物で、商品に持っていくまでのプロセスが全然違います。