「ゲルライト スリー」を皮切りにスタートした、
アシックス スポーツスタイルが誇るエポックメイキングなモデルを日本発信によってモダンに再生させるスペシャルプロジェクトのデザインクリエイターとして参画している
ミタスニーカーズの国井栄之さん。
「ゲルライト スリー」の第3弾として登場するのが「ゲルライト スリー OG GTX “GORE-TEX”“黒豹”」だ。今回はどんなデザインテーマで作り上げたのか。このモデルに対する想い、そして開発秘話など、ご本人にお話を伺ってきた。
「ゲルライト スリー」の生みの親は職人気質のデザイナー
「ゲルライト スリー」は1990年に発表された軽量ランニングシューズ。今年35周年を迎えるにあたり、このスペシャルプロジェクトに参加したのが国井さんだ。まずどういった概要のシューズなのかを伺ってみた。
見た目はアーカイブを踏襲しているが、昔からこのモデルを履いている人からはこんなに履き心地がよかったのかと思われるほど快適に。そしてY2K世代の人には新鮮に映るように、国井さんなりのアプローチを凝らした意欲作だ。26,400円(税込)「この『ゲルライト スリー』は35年前に発売されたモデルで、デザイナーは『アシックス』で数々の名作を生み出してきた三ツ井滋之さん。一番の特徴は“スプリットタン”というタン部分が割れているディテールです。
これは走っている最中にタンがズレるのを防いだり、足の甲は血管が集中しているので、そこを圧迫しすぎないというシューズの構造自体を見直した画期的なデザインを落とし込んでいました。ソールユニットだけでなく、アッパーの構造自体にも新たなイノベーションを注入したモデルとなります」