AI(人工知能)の台頭が進み、どんな業界でも“AIとの共存”や“AIとうまく付き合う方法”が課題となっている。AIが日常生活に浸透してくることでさまざまな利点はあるが、AIによって職を失う恐れのある人々がいたり、教育の面でもAIの浸透に懸念を示す人々がいるなど、さまざまな意見がある。
今後、前向きにAIを取り入れ、共存していくことが、どの業界においても進化を遂げる一手となりそうだ。ヒラリー・テイモワが手がける「コリーナ・ストラーダ」は2024年春夏のニューヨーク・ファッション・ウィークにおいて、AIによるファッションデザインをポジティブに取り入れたコレクションを発表した。
「コリーナ・ストラーダ」は生成AIを使ってランウェイショーを発表したブランドとしては先駆け的な存在となったため、アメリカのメディアでも話題となった。AIによるデザインをコレクションに取り入れることにした過程や、AIとファッション業界の未来の関係などについて、クリエイティブ・ディレクターのヒラリー・テイモワ自身に伺った。