顧客の注文に合わせて作られるオーダーメイド シューズ。大人っぽいファッションのたしなみとして憧れるが、どんなブランドにオーダーをすればいいか迷う人も少なくないのではないだろうか。そこで今回は「
dito(ディート)」というブランドを紹介したい。
従来のオーダーメイド シューズ ブランドとはひと味違うところや、手がける2人の靴職人、石井 快さんと増渕 文也さんのお話を聞くと、このditoというブランドの魅力に気づいてもらえるだろう。
日本・海外のビンテージ木型を使って靴を作る
ditoの最大の特徴は、日本や海外のビンテージ木型を元に靴を作るというところだ。このような靴作りの方法をとっているブランドは他に見たことがない。まずはditoの靴作りについて詳しく伺っていこう。「ditoをはじめる前からビンテージの木型を集めていまして、アメリカ、イタリア、ドイツ、フランス、日本、イギリスと6ヶ国のものをいまは持っています。数あるオーダーメイド シューズ ブランドの中でも、“国で選んで靴を作る”というブランドがあってもいいのではと思いました。
たとえば『イタリアの生地でスーツを作るから、靴もイタリアの木型で作りたい』とか、『アメカジが好きだから、アメリカの木型で靴を作りたい』といった具合にやっていけたらいいなと思っています。