「このりんごの絵がきっかけで、1871年にFRUIT OF THE LOOMというブランドが誕生します。そして1893年にシカゴ・ワールドフェアというトレードショーに参加する際にアイコンとなっていたりんごの絵から数々のフルーツの絵に変更することになるのですが、これが現在のFRUIT OF THE LOOMのアイコンの原型となりました」
現在の原型となる肌着としての商品展開
FRUIT OF THE LOOMというブランド名がついてからもしばらく綿生地の取り扱いは続いていたのだが、ライセンス契約としてFRUIT OF THE LOOMの肌着の商品展開がはじまったことが、いまのアパレル事業につながっているという。
「1938年『UNION UNDER WEAR(ユニオン アンダー ウェア)社』という肌着を作る会社とライセンス契約を結びます。これによりFRUIT OF THE LOOMのネームのついたインナーウエアやボクサーパンツのアンダーウエアが誕生し、品質が良く、良心的な値段のその肌着はブランドを軌道に乗せて商品数も増え、1950〜1960年代にはTシャツ、スウェットシャツのような普段着も展開していきます」