アメリカに古くからあるブランドとして知る人も多いのではないだろうか。その歴史はかなり古く、まもなく創業180年になろうというほどだ。日本支部である
FTLジャパン株式会社には、その歴史を振り返ることのできる資料やデッドストックのアイテムが多数保管されていた。
今回はブランドマネージャーの北見 至(きたみ いたる)さんと、昔の資料やデッドストックのアイテムを見ながらFRUIT OF THE LOOMの歴史を振り返り、現在の定番アイテムを紹介していただこう。
「1851年に、アメリカ50州のなかで一1番小さい東海岸のロードアイランド州で創業しました。
『Benjamin Knight(ベンジャミン・ナイト)』と『Robert Knight(ロバート・ナイト)』という兄弟で『B.B.&R. Knight(ビー・ビー・アンド・アール・ナイト)社』という綿生地を取り扱う会社をはじめます。
いまのアイコンになっているフルーツのマークは最初、りんごのみの絵でした。Robert氏の友人の娘が描いたりんごの絵をラベルにして生地に貼って売り出した際に、 大変人気が出たというエピソードがあり、そのりんごの絵に価値を見いだしたRobert氏はすべての商品にりんごの絵を貼り、それがアイコン的な存在になっていったそうです」