今回は、そのラバーソールがどう生まれて、どういう歴史をたどってきたのかを、ヒットユニオン株式会社 GEORGE COX アジア デベロップメント マネージャーの永冨晃二さんにお話しいただいた。
スイミングプール跡地を工場に
「GEORGE COXは1906年、イギリスで始まります。創業者はジョージ・ジェームズ・コックス氏。彼はビール工場で働きながら副業として靴作りを始めます。最初は黒と茶のダービーシューズとオックスフォードシューズを販売していました。その後、イギリスで靴作りが盛んなノーサンプトンから程近い、ウェリングボローの街で、元スイミングプールだった建物を改築して、靴工場を作り、その工場をキャッスル・ワークスと名付けたそうです」
クリーパーソール、クレープソール、ラバーソールはすべて同じ意味
1949年にはじめてラバーソールが作り出される。ジェームズ氏から会社を継いだ息子のジョージ・ハミルトン・コックス氏の時代のことだという。そのあたりの語り継がれている話を聞かせていただこう。