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LAVENHAM(ラベンハム)」のキルティングジャケット。大人っぽい憧れのアイテムというイメージを持っている方が多いのではないだろうか。50年以上made in UKを貫くブランドの姿勢がそう感じさせているのだろう。
長年愛される定番アイテム以外にも、伝統を守りつつもモダンに進化する今のLAVENHAMというものも取材から見えてきた。今回は
ヒットユニオン株式会社 LAVENHAMセールスマネージャーの田﨑宏之さんにお話を伺った。
ナイロンキルトで作ったホースブランケットがブランドのルーツ
LAVENHAMが歴史あるキルティングのブランドで有名ということはよく知られているが、その始まりのところからお話しいただこう。「1969年、イギリス・サフォーク州の、LAVENHAM村で創立されました。もともとは馬の背に掛けられるホースブランケットから事業が始まっています。
従来のホースブランケットはジュートという麻の素材が主流で、雨が降ると水を含んで重くなることや、臭いの問題などがありました。そ のなかで、エリザベス2世の女官ミセス・エリエットという方が、ナイロン素材のキルティングでホースブランケットを作ったというのがLAVENHAMのルーツになっています。