機能的かつ洗練されたデザインが国内外で称賛されるブランド「
meanswhile(ミーンズワイル)」。昨年9月、ブランド10周年を迎えるシーズンのために行われた2024SSランウェイショーでも多くの評判を呼んだ。
今回は創業者にしてデザイナーの藤崎尚大さんに、ブランドスタートから今シーズンのアイテムのことまでお話を伺った。
meanswhile 2024SSランウェイショーの様子日常着である以上、服は衣装ではなく道具である
「アパレル会社2社で生産管理などの仕事をしていて、会社勤めをしながら自分が使いたいバックパックを作ろうと思い、ずっとデザインをしていました。3年ほどかけて、それが完成したときに自分の中で『いいものができた、これならブランドとして挑戦できる』と思ったのが立ち上げのきっかけです。そのアイテムは『Outside(アウトサイド)』という名前で、いまでもmeanswhileにとって重要なアイテムになっています。
このOutsideを作った理由を言語化したものが、『日常着である以上、服は衣装ではなく道具である』というブランドコンセプトへつながっていくのですが、アウトドアのプロダクトを見るとアクティビティや内容によってその都度バッグを使い分けるので、いくつもの種類を持たなくてはならない。